10月26日（木）、株式会社小森コーポレーション代表取締役社長の持田　訓氏を講師に迎え、令和5年度学長特別講演会を開催しました。

　この講演会は、本学の３つの使命「地域創生」「次世代形成」「多文化共生」を国内外に発信することを目的に、多方面で活躍する方を講師に招き、学長主催の講演会として2015年度より開講しているものです。
　
　今回は対面及びZoomウェビナーにより開催し、本学の学生、教職員、一般の視聴者約150名が参加しました。

　持田社長は、山形大学理学部を卒業後、小森印刷機械（現小森コーポレーション）へ入社されました。その後、常務取締役社長室長　兼　本社営業本部長、代表取締役専務　兼　最高執行責任者（COO)、代表取締役社長　兼　最高執行責任者（COO)を経て、2019年6月より現職  兼　最高経営責任者（CEO）に就かれております。

　「VUCAの時代における企業の在り方とリーダーシップ」と題した講演では、キャリアの中で持田社長がご経験されてきた事を中心に、変化の激しい現代において企業が果たすべき役割と、それを実行するにあたり、企業トップとして取り組んでいる事などについてご講演されました。また、今年創業100周年を迎えた株式会社小森コーポレーションが、社会課題に対する役割を明確にする事で、社会貢献を目指し策定したパーパスについてもお話いただきました。

　講演を聞いた参加者からは、「リーダーシップとしての信条として、他社の利益を考えるという利他の考えに感銘を受けました。」「グローバル化の勉強に取り組まなければならないと思った。」などの声が寄せられました。

  ご講演の最後には、大学生の皆さんに挑戦してほしいこととして、①広く深い知識を吸収しましょう、②ものごとを「多・長・根」でとらえましょう、③国外を含む友人と深く意見交換し、多様な価値観を理解しましょう、とお話いただき、大変貴重な機会となりました。