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『安達峰一郎 日本の外交官から世界の裁判官へ』について

掲載日:2017.04.11

 山形が生んだ世界的な偉人、安達峰一郎博士は、第一次世界大戦前後の複雑な国際情勢の中で、外交官として国際平和のために尽力し、国際社会において高く評価されました。しかし、安達博士の業績は、日本はもとより山形でさえ一般的にはあまり知られていませんでした。
 山形大学では、平成24年11月から、全国の外交史・国際政治及び国際法の研究者10名による研究プロジェクトを立ち上げ、安達博士の業績を正しく評価し、山形県民の誇りとなるよう、また、明治から昭和初期の日本の置かれた国際環境、国際政治、外交について、安達博士を核にして、研究を進めてきました。
 このたび、約4年半にわたったこのプロジェクトの集大成として、成果報告書『安達峰一郎 日本の外交官から世界の裁判官へ』を刊行しました。

『安達峰一郎 日本の外交官から世界の裁判官へ

柳原正治(放送大学教授)篠原初枝(早稲田大学大学院アジア太平洋研究科教授)

発売日

平成29年2月下旬

判型

A5判、288

価格

本体4500+

発行元

東京大学出版会

内容

ポーツマス会議では日本の国益を代弁する外交官として交渉に臨み、国際連盟では日本代表として会議の議長を務め、常設国際司法裁判所ではアジア人初の長官として正義の実現を目指した、安達峰一郎。知られざる真の国際人にさまざまな角度から光を当てた、第一級の論者が織り成す初の作品。

目次

はしがき

第Ⅰ部 安達峰一郎とその時代

第Ⅱ部 安達峰一郎と欧米の国際秩序

第Ⅲ部 安達峰一郎と国際連盟

第Ⅳ部 安達峰一郎と国際裁判

安達峰一郎関連の一次史料

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