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注目の研究医歯薬学

日常身体活動と心血管疾患の関係

掲載日:2022.10.21

准教授 渡邉 哲

 山形県は心血管疾患(主に心筋梗塞や脳卒中)が多い地域です。私たちは、山形県内の健診受診者を対象に、日常の身体活動の程度と心血管疾患による死亡の頻度を比べました。その結果、年齢や性別などの背景因子の影響を調整すると、心血管疾患による死亡は、身体活動が軽度~中程度(事務仕事、家事などで、歩いたり体を動かす)の人で最も少なく、身体活動が極軽度(ほとんど動かない)または高度(激しい肉体労働)の人で多いことが明らかになりました。また、身体活動が高度で心血管疾患死の危険性が高いのは、心血管疾患の持病がある人のみで、心血管疾患の持病がない人では危険性は低いという結果でした。このことは、日常的に体を動かしていると心血管疾患死リスクは低く、身体活動がとても少ない、または心血管疾患の持病がありながら活動が多すぎるとそのリスクが高いことを示しています。これからも、心血管疾患を減らすために、食事生活習慣、遺伝素因との関連を解明していきます。

日常の身体活動と心血管疾患による死亡の関係の画像
日常の身体活動と心血管疾患による死亡の関係

身体活動と心血管疾患死亡リスクの画像
身体活動と心血管疾患死亡リスク

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