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注目の研究複合領域

こころの問題を抱えた友人への初期支援

掲載日:2024.05.13

准教授 河合 輝久(地域教育文化学部担当

 若者がこころの健康に関する問題を抱えた際,専門家よりも家族や友人に助けを求めやすいことが研究から明らかにされています。つまり,こころの問題を抱え始め危機状態にある若者にとって,その身近な周囲の家族や友人などはサポーターになりうるわけです。このような,こころの問題を抱え始めた人への非専門家による初期支援をメンタルヘルス・ファーストエイド(MHFA)と呼びます。私は,高校生や大学生を対象に,憂うつや不安に関するこころの問題を抱え始めた友人へのMHFAの実態やその関連要因について,面接調査や質問紙調査を用いて検討してきました。そこからわかってきたことは,そもそもこころの健康を認知することが難しいこと,MHFAのうち,「専門家のサポートを得るよう勧める」ことは相対的に実行されにくいことなどです。最近では,これまでの成果を応用し,高校生向けの啓発・教育を行いその効果検証を試みたり,研究対象者を保護者や教員に拡大して調査を行なったりしています。

高校生へのMHFAに関する啓発教育の画像
高校生へのMHFAに関する啓発教育

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