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注目の研究複合領域

ようこそ赤ちゃん研究室へ! 赤ちゃんの心の解明に迫る

掲載日:2020.10.05

准教授 本島 優子(教育心理学)

 私たちは誰しも赤ちゃんの時代がありました。でも、赤ちゃんの頃の記憶を覚えている人はあまりいないかもしれません。誰しも赤ちゃんだったのに、すっかり忘れている。赤ちゃんってなんだか不思議。そんなふうに感じている人もいるかもしれません。

 赤ちゃんの心の解明に迫る―私の研究室では、おそらく東北では初めての“赤ちゃん研究室”として、2018年より赤ちゃんの心の発達についての研究に取り組んできました。まだ日は浅いのですが、これまでにたくさんの赤ちゃんとお母様にご協力いただき、のべ約200回の調査を行ってきました。日々成長していく赤ちゃんの姿は壮大で、人が発達していくことの力強さと不思議さを目の当たりにしています。その“不思議”を解明し、人が発達していくメカニズムや仕組みを明らかにしたいと考えております。

 人生の起点としての赤ちゃん時代。人生の船出が幸せに満ちたものであるよう、赤ちゃんの健やかな発達を研究を通して支えていきたいと思います。

実験室の風景。赤ちゃんがリラックスして落ち着けるように、おもちゃをたくさん用意しています。の画像
実験室の風景。赤ちゃんがリラックスして落ち着けるように、おもちゃをたくさん用意しています。

大人におもちゃを差し出す赤ちゃん。赤ちゃんの何気ない行動にも、発達の重要な姿が現れています。の画像
大人におもちゃを差し出す赤ちゃん。赤ちゃんの何気ない行動にも、発達の重要な姿が現れています。

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