ホーム > 研究 > 注目の研究 > 工学 > 印刷エレクトロニクスの新天地を拓く 世界初 大画面・高精細ロールtoロールおよび3次元立体電子回路印刷装置の開発に成功
掲載日:2016.01.12
山形大学の時任静士卓越研究教授(有機エレクトロニクス研究センター長)らのグループは、これまでの印刷型有機トランジスタの研究で世界最先端の成果を挙げてきました。今回はそれらをベースに、大面積・高精細ロールtoロール インクジェット印刷装置と、3次元物体表面にも回路が形成できる電子回路印刷装置の開発に世界で初めて成功しました。前者は印刷半導体デバイスの省電力化・高速化・低コスト化を飛躍的に向上させるだけでなく、フレキシブルディスプレイや照明装置などの大画面エレクトロニクスの発展を牽引し、後者は、「電子回路は平面基板につくる」という従来の概念を超え、新しいエレクトロニクスデバイスの創出の原動力になると期待しています。