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掲載日:2022.12.21
准教授 横山 道央 (情報・エレクトロニクス学科担当)
新型コロナウイルス感染症の影響により、テレワーク(在宅勤務)やリモート授業などが急増し、コミュニケーション不足や行動制限、先行き不安などから「コロナ鬱」という言葉が生まれるほどストレス管理がとても深刻な問題となってきています。一方で、人生の約1/3を占めるといわれる睡眠ですが健康維持に大変重要で、睡眠時間の短縮や睡眠の質低下による「睡眠負債」は大きな社会問題となっています。
そこで現代社会のストレスと睡眠に着目し、IoTセンサネットワーク基盤システムを用いて日常生活における様々なセンサデータを取得・解析し、ストレス管理や快眠を支援する研究を行っています。ストレス解析では、指尖光電脈波センサから心拍ゆらぎを計測し、さらに音声や行動、アンケートなどを統合してストレスを解析・可視化して管理するシステムを開発しています。また睡眠評価では、ベッドにセンサを装着し就寝中に取得した心拍・呼吸・体動や温湿度などの各種センサ情報と、翌朝起床時のアンケート結果などを統合しビッグデータ解析によって睡眠の質向上への要因分析や快適な目覚め支援を行うベッドシステムを研究しています。