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注目の研究工学

高効率な有機薄膜太陽電池及びペロブスカイト太陽電池の開発

掲載日:2023.01.31

教授 佐野健志(有機エレクトロニクスイノベーションセンター)

 有機薄膜太陽電池は、「薄く、軽く、透明な」次世代の太陽電池を作製可能な技術で、屋内光のような比較的弱い光でも発電することが特長です。「発電する窓」や、フレキシブルモバイルソーラー、小型IoTデバイス用の電源など、従来の太陽電池にない新しい応用を目指しています。
 ペロブスカイト太陽電池は、塗布型で20%以上の効率が実現できることが特長で、さらには、従来のシリコン太陽電池の上に重ねることで、「タンデム型」と呼ばれるより高効率な太陽電池を実現できる可能性があります。
 山形大学では、これらの次世代型太陽電池の高効率化・長寿命化、応用実現を目指しています。具体的には、材料・デバイス開発、共同研究などによる製造プロセス開発、さまざまな試作品開発までを手がけています。本技術の実用化により、脱炭素やカーボンニュートラルへの貢献を目指します。

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