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注目の研究工学

複合化する建築・都市空間を解剖する

掲載日:2023.06.21

准教授 宗政 由桐(社会基盤(土木・建築・防災) / 建築計画、都市計画)

  日常生活における私たちの行動や再開発等による建築・都市空間の変容は、自由な意思決定によって行われていると考えられていますが、実は無意識による見えないバイアス等によって拘束されているものでもあります。人間は理性的で合理的な判断を行い、都市はモノの流動量によって形成されるという仮定では、都市の発展・衰退のメカニズムは説明できません。これら背後に隠れた見えない構造を、様々なデータによって明らかにしようとしています。
  昨今は様々な機能が含まれる複合施設が、官民を問わず多く建てられるようになってきました。その中でも特に、高齢者施設と子ども施設が一体となった全国の建築物のデータベースを構築し、実地調査を行なっています。少子化・高齢化社会に突入したわが国において、持続可能な多世代共創社会を実現するためのヒントが、高齢者と子どもの関わりの中に潜んでいると考えています。

コロナ禍等による移動量の変化に伴う職住最適配置のシミュレーションの画像
コロナ禍等による移動量の変化に伴う職住最適配置のシミュレーション

可視化と数理モデルの関係の画像
可視化と数理モデルの関係

高齢者施設と保育施設の立地パタンの画像
高齢者施設と保育施設の立地パタン

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