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注目の研究人文学

言語理解のメカニズムを探求する

掲載日:2019.11.22

准教授 小泉 有紀子(英語学・心理言語学)

私の専門は英語学で、心理言語学に関心を持っています。

普段のやりとりの中で、2通りの意味に取れるような文に出会う時があります。例えば「青いCDのケースを取って」と言われたら、「青いCD」の入ったケースを渡しますか、それとも「青い」CDケースを渡しますか?英語でJohn said Mike called yesterday.と言われたら、昨日何があった(=yesterdayは何を修飾している)のでしょうか?

人は、どんな手がかりを使って複雑な文の構造を理解するのでしょうか。これまでの研究で、私たちは文脈やイントネーションなどの情報を使えることがわかっていますが、それは、どんな言語でも同じようにはたらくのでしょうか?そうでないとすれば、言語によってどう違うのでしょうか?この問いに答えるために、日本語・英語・スペイン語の母語話者や英語を学ぶ日本人の言語処理を実証的に調べ、人間の言語理解のメカニズムの解明を目指しています。

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