掲載日：2020.12.18

学生・ご家族の皆様へ

　山形大学は10月から対面授業を開始しましたが、皆さんのご努力とご協力のおかげで、学内に新たな感染者の発生はなく、「withコロナ」のキャンパスライフが定着してきました。課外活動でも、各サークルがそれぞれに感染防止対策を工夫しながら活動しているところです。コロナ禍という社会的危機の中で、社会の一員としてなすべきことを自分で考えながら行動している学生の皆さんを大変に誇らしく思い、心から感謝しています。

　キャンパスで共に学ぶことが大切であることは、学生の皆さんだけでなく私たち教職員も痛切に感じています。しかし、感染拡大の第3波が拡大しつつあり、国や県からは、感染リスクが高まる「5つの場面」などの具体的な事例による注意喚起が呼びかけられています。
　そのため、9月の学長メッセージでもお伝えしましたとおり、来年1月からは、感染拡大防止対策を強化するために、再びオンラインを中心とした授業に移行することとします。本学は10月以降、このような状況を想定してオンライン授業の準備をしてきましたが、1月からのオンライン授業等の学習環境に不安がある方は、一人で抱え込まずに、ぜひ各キャンパスの相談窓口に相談してください。

　これから、私たち山形大学の全員が取り組む「次の目標」は、来年3月に最終学年の皆さんが予定どおり卒業・修了することと、他学年の皆さんが学事日程どおりに進級することです。例年と違った形にはなりますが、3月の学位記授与式は感染防止対策を徹底しながら挙行する予定です。そして、4月には、在学生の皆さんと共に、新たな入学生をキャンパスに迎えたいと考えています。この目標を達成するために、これからも皆が一丸となって力を合わせ、努力を続けていきましょう。

　最後に、一つお願いがあります。学生の皆さんにとって重要な情報を、大学ではWebClassやホームページで随時お伝えしています。ぜひ、ご家族の皆様を含め、大学のホームページ等を毎日チェックしてください。そして、“誰一人取り残さない（No one will be left behind）”ために、もし大学からのメッセージに気がついていない仲間がいたら、教えてあげてください。

　まもなく冬季休業期間に入りますが、年末年始を利用した帰省や行事等様々な機会が予想されます。ご自身だけでなく周りの方々への健康にも気を配り、状況に応じて参加を控えるなど、慎重に判断していただきたいと思います。引き続き、皆様のご理解ご協力をよろしくお願いいたします。

令和2年12月18日　山形大学長　玉手　英利

• 【2020.12.14】新型コロナウイルス　年末年始の感染対策について

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