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注目の研究教育学

認知特性を活かした長所活用型指導

掲載日:2025.06.11

准教授 川村 修弘(特別支援教育(発達障害,知的障害))

  学校には,文字を読むことに苦手さがある子ども,文字を書くことが苦手な子ども,算数の文章問題を解くのが苦手な子ども,計算を正確に行うことが苦手な子どもがいます。また,友達と仲良くしたいけれどもトラブルになってしまう子ども,しばしば忘れ物をしたり,自分の物をなくしてしまったりする子どもがいます。
 私の研究室では,そのような苦手さのある子どもに対して,その子ども一人一人に合った指導や支援を学生と一緒に考え,子どもに合った教材・教具を工夫して個別指導を行う事例研究に取り組んでいます。
 具体的には,その子どもがもつ課題の背景を知ることができる個別検査をいくつか行い,認知特性を把握したうえで,得意な能力を活かすとともに苦手な能力に配慮する長所活用型の個別指導を行っています。子ども一人一人違うように覚え方や学び方も一人一人違います。子どもたちの豊かな学校生活につながるには,どのようなことに取り組んでいけばよいか学生と一緒に考えています。

「自分の感情を理解するためのイライラ感情コントロールスケール」の画像
「自分の感情を理解するためのイライラ感情コントロールスケール」

「対象児の語彙力を生かしたカタカナカード」の画像
「対象児の語彙力を生かしたカタカナカード」

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