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山形大学では、中小企業団体(山形県中小企業家同友会)と連携し、全学部1年生を対象とし、受入先を県内中小企業に限定した低学年インターンシップ(初年次インターンシップ)を基盤共通教育の授業(選択必修科目)のなかで取り組んでいます。
本インターンシップは、文部科学省が主催する第1回「大学等におけるインターンシップ表彰」にて文部科学大臣表彰「最優秀賞」(全国1位)を受賞しました。
現在、本インターンシップをさらに発展させ、参加する学生と受入先のインターンシップ担当社員の皆様とが共に学び育ち合う「共育型インターンシップ」として、他県の同友会においても取り組まれています。
<文部科学省「インターンシップ表彰」審査委員会の評価ポイント>
選考理由として、「大学等におけるインターンシップ表彰」審査委員会による評価ポイントは下記の3点になります。
①地域でのインターンシップの推進に向け、学生・企業が参加・受入れしやすくすることを目指し、積極的な意味での短期間のプログラムとするなど、インターンシップ実施に係る負担感を軽減し、普及していくための工夫がなされている。さらに、県内中小企業における産学協働教育に対する意識改革にもつながっている点は高く評価できる。一方で、受講者数の一層の増加や、次年次以降のインターンシップの本格実施に向けた展望をより明確にすることが期待される。
②ターゲットを地場中小企業に絞り、「インターンシップ・プログラム」の基本フォーマットを山形県中小企業家同友会と協働して作成するなど、効果的な取組となるよう工夫を行っている。
③受講者の追跡調査を実施し、キャリア意識や学修意欲、将来の職業選択等のプロセスと決定に関わる要因の把握にも努めているとともに、教職協働による学生向けの「インターンシップマニュアル」の策定や、学習管理システムの活用により、効果的・効率的なインターンシップの運用がなされている。
【キーワード】
・低学年(初年次)
1年生の選択必修授業として開講し、早期の就業体験を通じてキャリア意識を高める取り組みである点
・地域連携
地域の中小企業団体と連携し、中小企業の理解促進につなげる取り組みである点
・モニタリング
参加学生の教育効果を検証し、併せて4年間の追跡調査を実施している点
【共育型インターンシップとは?】
【本インターンシップの概要とプログラム内容およびアンケート調査結果】
授業名:フィールドワーク 山形で働く魅力(プレインターンシップ) (山形から考える)
シラバスはこちらから
本インターンシップの取り組み内容や教育効果の検証について、下記論文にて紹介しております。
【インターンシップの普及への取り組み】
インターンシップの普及に向けて、本学と山形県中小企業家同友会とのインターンシップ・プログラムの紹介を全国で行っています。
《 講演および研究発表実績 》
※現在も、様々な中小企業団体や自治体、大学等から講演依頼をいただいています。
【参考情報(関連リンクなど)】
〇インターンシップに関する届出や表彰の各制度の詳細については、文部科学省ホームページをご覧ください。
・大学等におけるインターンシップ制度の公表について(文部科学省)
・大学等におけるインターンシップ表彰の申請について(文部科学省)
〇本取組を踏まえた研究内容が、日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) に採択されました。
・学生と社員が「共に学び、育ち合う」共育型インターンシップのプログラム開発(課題番号 22K02677)
〇連携する山形県中小企業家同友会については、下記のサイトをご覧ください。
〇文部科学省や独立行政法人日本学生支援機構のホームページに、本インターンシップが事例として掲載されていますのでご覧ください。
・文部科学省 インターンシップ好事例集 ―教育効果を高める工夫17選―
・独立行政法人日本学生支援機構 地域連携型インターンシップの実施事例
〇本インターンシップが特色あるインターンシップの取り組みとして下記の書籍に紹介されています。
・日本インターンシップ学会東日本支部 (監修)折戸 晴雄・根木 良友・山口 圭介 (編)(2017)
『インターンシップ実践ガイド 大学と企業の連携』玉川大学出版部
・古閑 博美・牛山 佳菜代(編著)(2023)
『最新インターンシップ ニューノーマル時代のキャリア形成』学文社
TEL.023-628-4128/4129/4134
FAX.023-628-4170
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