PICK UP 研究

山形大学の特筆すべき研究を紹介! 世界を牽引する研究の世界を覗いてみよう!

農学部

水の汚染を防ぎ、水を有効に使って、
私たちがこれからも健康に暮らせる社会を創る。

渡部徹 教授

水環境工学

 水は私たちが生きていくために欠くことができません。飲み水としてはもちろん、農業や水産業での安全・安心な食料生産にも、良質で十分な量の水が必要です。一方で、そんな大切な水を汚すのもまた私たちです。毎日の生活からの排水、工場からの排水、そして、農・畜・水産業からの排水による水環境の汚染を防ぎつつ、水の再利用などで限られた水を有効に使うための研究を行っています。国内だけでなく、地球温暖化や経済発展によって水の確保がますます難しくなっている途上国もフィールドとしています。私たちが将来に渡って健康に暮らしていくため、農学とともに工学や医学の知識も駆使した総合研究を進めています。研究室の学生には、実際の研究プロジェクトに参加させることで、彼らの可能性を引き出してあげたいと思っています。他の大学や企業、自治体からの参加者を前に、自身の研究についてきちんと説明し議論ができるレベルを目指して教育しています。

PROFILE

渡部徹 教授

水環境工学

教授。秋田県出身。東北大学工学部卒業後、同大学大学院工学研究科助手(後に助教)に採用。米国ドレクセル大学に留学後、東京大学環境安全研究センター特任准教授を経て、山形大学農学部食料生命環境学科准教授に着任。現在、同教授。