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注目の研究医歯薬学

ラジカルを用いた臓器障害の早期検出

掲載日:2019.12.11

教授 貞弘 光章(心臓血管外科)

ラットMRI画像によるラジカルの局在の画像
ラットMRI画像によるラジカルの局在

癌や炎症性疾患、血流障害(虚血)などのさまざまな疾患(臓器障害)において、その障害に先行して酸化ストレスが発生することが知られています。現代の医療においては、CTやMRIといった画像診断装置は加速度的に進歩し、さまざまな疾患の画像診断が可能になってきています。治療成績の向上には、早期発見、早期診断が必要です。しかしながら、画像診断はすでにそこに存在する腫瘍や、すでに存在している臓器障害の検出にとどまります。当講座の専門領域は心臓血管外科であり、特に血管疾患領域の虚血という点に着目して研究をすすめています。

虚血すなわち、臓器に必要量の血液が不足する状態、またその後の再灌流状態で酸化ストレスが発生します。その酸化ストレスが臓器障害を引き起こすのですが、われわれはラジカルを造影剤として使用したMRI検査で酸化ストレスを検出する試みを行っています。臓器障害に先行する酸化ストレスを検出することで、臓器障害が起こる前の状態での早期発見が可能になると考えており、医学の発展に貢献することを目指しています。

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