研究科
社会の高度化・複雑化に応える6つの研究科と1つの専門職大学院
技術革新や情報化・国際化が急速に進む現代社会にあって、その第一線で活躍するにはより高度な技術・知識が求められます。大学での4年間(医学部医学科では6年間)の学びの上に、より高いレベルの専門的な知識を求める学生のために、山形大学では、専攻分野における専門知識や技術、さらには創造的な能力をより高めることができる大学院を開設しています。各研究科とも確かな実績と高い評価を受けており、社会人を対象とした教育の場としても門戸を開いています。
人文社会科学部及び地域教育文化学部を基礎として設置されています。社会文化創造研究科は,現代日本における地域活性化や文化の維持などの課題を解決するために,新たな価値(社会的価値,文化的価値(芸術・スポーツ科学を含む),心理的価値など)を内包する解決策について創造的・実践的に追求することを「社会文化創造」と捉え,その実現を目指します。
本研究科は社会文化創造専攻の1専攻から構成されており,この専攻の下に,社会文化システム,臨床心理学,芸術・スポーツ科学の3コースが設置されています。さらに社会文化システムコースと芸術・スポーツ科学コースにはそれぞれ3つの教育プログラムを設け,これまで培ってきた教育研究の強みに基づいた体系的教育をさらに充実させています。
社会文化創造研究科ホームページ
医学系研究科
■医学専攻(博士課程4年)
■先進的医科学専攻(博士前期課程2年・後期課程3年)
■看護学専攻(博士前期課程2年・後期課程3年)
医学専攻は医学を広く修め、専攻領域における高度の研究能力と豊かな学識を備えた医学研究者を育成するとともに、将来の指導的役割を果たす人材を育成します。先進的医科学専攻は、重粒子線治療装置研究開発を中心とした放射線医学研究、ゲノムコホート研究、創薬研究等を集中的に実施し、重粒子線の専門家、臨床研究に貢献する生物統計学の専門家等の多様な人材を育成します。看護学専攻の前期課程は、看護の現象を論理的かつ体系的に説明でき、看護研究を推進できる基礎能力を有する看護学教育・研究者、高度専門職業人の育成をめざします。後期課程は、人々の安全と安心を支え、超高齢化社会に向けて人づくり・システムづくりを促進できる、研究マインドのある自立した看護高度専門職業人の育成をめざします。
医学系研究科ホームページ
基礎と応用の融合を図るため、理学部と工学部を統合する大学院として設置されています。
理学系では、総合的かつ学際的な知識を持ち、柔軟な発想のできる専門的職業人を養成します。後期課程には地球共生圏科学専攻を置き、学際・複合領域における幅広い知識を修得した、より高度な職業人・研究者を養成します。工学系は前期課程に7専攻、後期課程に5専攻を設置しています。また、平成25年4月から博士課程教育5年一貫コース(フロンティア有機材料システム創成フレックス大学院)が加わりました。
近年大学院への進学希望者は増加しており、高度化する社会のニーズに十分応えうる教育・研究を行っています。
理工学研究科(理学系)ホームページ
理工学研究科(工学系)ホームページ
有機材料システム研究科
博士前期課程2年・後期課程3年
本研究科は、理工学研究科の機能高分子工学専攻と有機デバイス工学専攻を発展的に統合・拡充し、平成28年4月から新たな研究科として設置されました。有機材料システム専攻の1専攻から成っており、工学部高分子・有機材料工学科の教育体系と連携させ教育の一貫性を図っています。
ものづくりの多様化・技術の高度化の中で、世界レベルにおける標準化を勝ち取ることができるリーダーに求められる新機能材料の企画力、国際学会等への参加を通したコミュニケーション能力の向上を図り、グローバルリーダーを志向した人材養成に関する教育研究を行っています。有機材料システム分野の最先端に身近に接することができる環境を最大限に活かして、世界をリードできる高度専門職業人を要請します。
有機材料システム研究科ホームページ
農学研究科は、従来の3専攻を改組し、新たに「農学専攻」の1専攻とし、この中に、幅広い研究分野を網羅した3つの領域(生物生産学、生物資源学、生物環境学)を設置しました。これらの領域を基盤にし、今後の社会で活躍できる農学系の高度専門職業人を育成することを目的としています。
さらに、これらの領域を横断的、複合的に捉え、高度な知的能力を持ち、国際的に通用する人材の育成にも取り組んでいます。また、山形大学・岩手大学・弘前大学の連合によって設置されている岩手大学大学院連合農学研究科(博士課程)では、我が国の北部に位置する構成大学の特色を生かした教育研究体制を整えており、進学した場合も引き続き本学教員の指導の下で研究を進めることができます。
農学研究科ホームページ
本研究科は教員養成に特化した専門職大学院です。地域教育文化学部を中心に、人文、理、工など各学部から学生が進学しています。学校現場と連携した「理論と実践の融合」が特長です。次の2つの教員を養成します。①学部卒学生を対象とした、新しい学校づくりの有力な一員となりうる、実践的指導力を持つ新人教員の養成、②現職教員を対象とした、地域や学校で指導的役割を果たしうる、確かな指導理論と優れた実践力を備えたスクールリーダー教員の養成。キャリアパスに応じた学びを深めるために次の4分野を開設しています。学校力開発分野、学習開発分野、教科教育高度化分野(国、社、数、理、英)、特別支援教育分野です。
教育実践研究科ホームページ