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岩脇望 理学部 理学科 1年

派遣先大学:ガジャマダ大学 

派遣期間:2019年9月4日~9月18日 

日本語教室での活動内容

 日本語教室は初級、中級、上級に分かれて授業をした。初級では、ひらがなやカタカナを知っている人がほとんどだった。そこで、簡単な文法や日常単語、数字などの語彙、助詞を教えることが多かった。他にも、日常のあいさつや電話のやりとりの文を作り、ペアで発音練習をさせたりもした。ただし、英語で言いたいことを伝えたり、人数が一番多かったため人手不足になったり、初めて来る人への対応など難しい場面が多かった。中級では、日本語でやりとりができる人が多く、主に日本語で授業した。授業内容は文法や語彙だけでなく作文、会話をしながら間違いを指摘するなどした。他にも、日本語の文の〇×問題を出したりかるたをしたりもした。上級では、話題と使って欲しい文法を提示して作文をしてもらった。それを添削して、書き直してもらったり、敬語の使い方を教えてたりもした。 

 日本語教室以外での交流活動

 インドネシアの方々は日本語がとても流暢だった。事前にそうだと他の方の報告書でみたが、実際に目にするとやはり驚く。さらに、積極的に接してくれるので親しみやすく、すぐに現地の雰囲気に慣れることができた。
 食事については、学生の方に連れて行ってもらい色々なインドネシア料理を食べた。メニューの分からないところを聞くと料理の詳細を教えてくれた。私は、特に「ナシゴレン」という料理が好きになった。「ナシゴレン」を含め他の料理も、店によって味付けや盛り付けなどが異なるので違いを楽しむことができた。ただ、とてもスパイシーなものもあり食べてる間、ずっと辛いものもあったが、現地の人は辛いと思わないらしい。また、トウガラシをペースト状にした「サンバル」は小指の爪程度の量でも激辛だった。だが、現地の人達は当たり前のように食べているので、体の構造が違うんじゃないだろうか。だけれども、冗談まじりに「サンバル」を勧めてくるので、少しずつ食べるようになったが、結局、私は最終日まで「サンバル」に慣れることはできなかった。

 休日については、プランバナン寺院群やクラトン王宮、マリオボロに連れてってもらいとても楽しく過ごすことができた。それらを回るときに歩く時間が多かったので、同時に話す時間も生まれ、好きな音楽やアニメ、ゲームについても話すことができた。音楽やアニメは古いなと思う部分もあったが、最近のやつだ!となることもあり、話していて驚きの連続だった。知っているゲームについての話は特に盛り上がった。 

参加目標の達成度と努力した内容

 私の目標は1つ目が英語を上達させること、2つ目がコミュニケーション能力を向上させること、3つ目が現地の人とつながりをつくることだ。達成度は、順番に30%、50%、100%だ。1つ目については、日常会話で英語をほとんど使わなかったこともあり、話すスピードや語彙を思い出す速度が遅いままだからだ。しかし、日記を英語で書いたり、英語で日本文化を紹介したり、日本語教室で言葉の説明のときに使ったりしたので、少しは上達できたと思う。2つ目については、集団で過ごすことが増え、自分のことをよく話したり、一緒にゲームをしたりすることもできたので達成できた部分もあった。ただ、話せるときに自分から話題を振りに行けないことや一人でいようとするときもあったので、もっと交流を図れたと後悔している。3つ目については、学生とLINEやインスタグラムで連絡先を交換できたので達成できた。日本語教室が終わった後やご飯を食べているときに、交換しようと声をかけれたのでとてもよかった。 

プログラムに参加した感想

 今回のプラグラムは、大学内でたまたま見かけて興味を持ったのがきっかけだった。とりあえず話だけ聞いておこうと思い、説明会に行ったところ思った以上に楽しそうだと感じたのでこのプログラムに参加した。この選択は正解だった。なぜなら、日本では味わえない経験をしたし、同年代の海外の人との交流もできたからだ。それに、他の国の人も自分とあまり変わらないことがあるとわかったし、やはり違うところもあることもわかった。

 今回のプログラムが海外に行く初めての経験だったけど、いろんな人と接することができて、現地の料理や生活を体験することもできた。インドネシアの料理は油ものや辛いものが多いので胃腸薬は持っていくか、現地の学生に買ってもらうかしたほうがいい。私はおなかの調子が悪くなりました。また、今回のプログラムに参加できたのは時間のある今だからできたことなので、これからも色々なことに興味を持って挑戦して視野を広げていきたい。そうすること自分が成長できたり、新しいつながりを作ることができたりするかもしれない。

 来年もこのプログラムを使って海外に行きたいと思っている。英語をもっと上手く話せるようになりたいので、英語圏の国を訪れるのもいいと思う。また、ボロブドゥール遺跡を見に行けなかったし、あっちの学生と会いたいのでもう一度インドネシアに行くのもありだと思う。どちらにせよ、行くなら期間は長いほうが多くの体験をできるし、交流を深めることができるので、次回は、今回よりも長い期間海外へいきたい。 

今回の経験による今後の展望

 今後は、言語能力を向上させたい。ガジャマダ大学の学生たちは、日本に行ったことがない人でさえ会話ができるほど勉強していた。それに、日本語だけでなく、英語や他の言語もできる人もいたので、自分もそうなれるように大学にいる間にもっと英語を勉強したい。そして、英語以外の言語にも挑戦したい。それに加えて、日本語教室で自身の日本語の理解度の低さを感じたので、日本語の正しい言葉遣いを意識したり、ニュースをみたりしながら正しい日本語を使えるようになりたい。

山形の文化紹介時の集合写真の画像
山形の文化紹介時の集合写真

インドネシア料理ナシゴレンの画像
インドネシア料理ナシゴレン