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奥山友貴 地域教育文化学部 児童教育コース 2年

派遣先大学:ラトビア大学

派遣期間:2019年9月9日〜2019年9月22日

日本語教室での活動内容

 ラトビア大学の日本語教室は月曜から木曜日まで開講されました。月曜日はビギナークラスを16時30分から18時00分まで、火曜日と水曜日はビギナークラスを16時30分から18時00分まで、アドバンスクラスを18時30分から20時00分まで、木曜日はアドバンスクラスを18時30分から20時00分まで授業を行った。ビギナークラスでは単語を読んでもらい、単語の意味を確認する活動や、学んだ単語を使って文を作る活動を行った。日本語の単語には同じ単語でも違う意味になる単語がたくさんあり、そこに難しさを感じていた。アクセントの違いで意味が異なることなどを伝えると、理解してもらうことができ、正しい文を作ることができていた。また授業の後半では、折り紙で鶴と箱を作る活動を行った。折り紙にとても興味を持っており、一緒に動画を見ながら楽しく日本の文化を教えることができた。また生徒と絵しりとりを行った。生徒は以前に習った日本語の単語をノートから探しながら一緒に絵しりとりを楽しんだ。絵しりとりの中でわからない単語が出た時に、生徒はすぐにノートに単語と意味を書き取っており、日本語に対する学習意欲の高さを感じた。アドバンスクラスの生徒は日本語を理解している人が多く、その人にあった授業を行った。私が授業を行った生徒は日本の文献を読んで自分の調べたいことを調べている人だったため、文章を読み解く活動を多く行った。生徒に簡単な文章を読んでもらい、文章内でわからない単語や初めて見た単語について解説を行う授業を行った。文章の題材を日本の都道府県についての文章を扱った。生徒は日本にとても関心を持っており、私が知らない日本の歴史や企業の名前を教えてくれた。日本に対する関心の高さを感じることができた。慣用句の「小耳に挟む」の小耳とはなんだという質問や海峡という言葉の意味についてなど答えるのが難しい質問を投げかけられる場面があり、少し困ったが、きちんとその都度調べ、適切に答えることができた。またアドバンスクラス最後の授業では生徒のみんなと絵しりとりと「世界に一つだけの花」を歌った。絵しりとりは苦戦しながらも楽しくみんなで行うことができた。世界に一つだけの花は歌詞の意味を英訳し、どんな意味になっているかを確認した後にゆっくりワンフレーズ毎練習した。最後にはみんなで楽しく歌い終わることができた。

日本語教室以外での交流活動

日本語教室が終わった後、生徒と一緒にご飯を食べに行った。そこで生徒からラトビアの伝統的な料理や文化を教えてもらい、ラトビアについて知ることができた。また休日には日本語教室の生徒と一緒に様々な場所に行った。旧市街地を回った時は、ラトビアやリガについての歴史を教えてもらい、ラトビアについて深く知ることができた。ほかにも一緒にスケートやトランポリンなど様々なアクティビティを行った。国際学生寮では、ラトビア以外の多くの国の人と交流することができた。ロビーでは会話をしたり、一緒にカードゲームをやったりした。また寮にはジムがあり、そこでは多くに国の人と卓球をやったり、スパーリングをしたりした。また日本語のあいさつなども教えた。

参加目標の達成度と努力した内容

私の目標は、わかりやすく楽しい授業を行うことと、コミュニケーションを大切にした授業を行うことであった。

相手に楽しく日本語や日本の文化を知ってもらうように様々な単語を教えたり、一緒に折り紙をしたりして楽しく日本について学べていたと考える。またこちらからの一方的な授業にならないように、分からない単語がないかや日本について知っていることなど多くのコミュニケーションを取りながら授業を進められたと考える。これらのことから私の目標は達成できたと考える。私が努力した点は英語をたくさん使うことです。私の英語力はとても低く、英語での会話は難しいと考えていた。しかしこれに甘んじて英語を使わないのはもったいないことであると考えた。私は英語をたくさん使って会話をしてみようと考えた。日本語教室の生徒と一緒に遊ぶときは、生徒の横を歩き、英語でたくさん質問して会話するように意識した。国際学生寮では自ら挨拶を行い、会話をするように意識した。最初のほうは英語が聞き取れず、会話をすることがとても難しかった。しかし回数を重ねることで、少しずつ相手が言っていることを理解することができるようになり、会話をスムーズに行うことができるようになった。相手の言っていることが理解できるようになると、英語で会話することがとても楽しくなりより多くの会話をしようと積極的に英語を使うようになった。ラトビアにくる前よりも英語力が少しだけ向上したような気がした。これらのことが私の努力した点である。

プログラムの感想

今回の学生大使の派遣が私にとって初の海外渡航であり、最初はとても不安であった。ラトビアについてからも不安と心配でいっぱいであった。しかし、ラトビアの街並みや多くの人と交流することでその不安が少しずつ解消されていき、日本では感じることのできない文化などに触れることがとても楽しかった。英語での会話も最初はとても大変であったが、少しずつ話せるようになり、英語を使うことがとても楽しかった。どんな授業が分かりやすいかや楽しい授業はどんな授業かを他の山大生と考えながら授業を作り上げていくこともできた。国際学生寮では多くの人と交流することで、ラトビア以外の多くの国の文化を理解することができ、自分の視野がとても大きくなったと感じる。今回の学生大使で経験したことは、これからの学生生活やその先の人生にも大きな影響を与えるものであると考える。学生大使に参加してよかったと考える。

今回の経験による今後の展望

私はまだ将来の夢が見つかっていない。しかし今回得た経験を生かして、まだ自分が知らない文化や世界について学び、より広い視野をもちたいと考える。またそこから自分の将来につながるような経験なども積みたいと考える。また今回のプログラムで養った積極性も様々な場面で発揮していけるように頑張りたいと考える。

 

リガの街並みの画像
リガの街並み

ラトビアの友人の画像
ラトビアの友人