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小野瑛士 理学部 理学科 1年

派遣先大学:ラトビア大学 派遣期間:2019年8月20日~9月2日

<日本語教室での活動内容>

 ラトビア大学での日本語教室は、日本語をほとんど話すことができない人が生徒のビギナークラスと日本語をある程度話すことができる人が生徒のアドバンスクラスに分けて行われた。ビギナークラスでは、まず最初にひらがな・カタカナの五十音について復習を行った。その後、簡単な単語をこちらで提示しそれをひらがなやカタカナで書いてもらうということを行った。みゅ、ぴゅなどといった発音が難しいを含む言葉の練習を多く行った。その次に、~が好きです/~をする/~時に起きる/~に生まれた/~曜日に~をする/彼は~である/~ということを知っている/~で~をする、という言い方を用いて~に、~が、~を、~でをどのようなときに使うかを教えた。英語で例文を作り、それを訳して説明した。また例えの英文を日本語に訳すときは、それぞれの英単語の意味を書き、その単語が文章のどこにくるのか説明した。例えば、I like animeという英文をそれぞれの単語を訳すと、私は/~が好きです/アニメとなるが、日本語に訳すと「私はアニメが好きです」となるという風に教えた。~が、~でなどをある程度やった後~で~をするというような、~で、~をが複数入っている文を作り練習した。場所や時間、曜日の単語が文章のどこにくるのかをしっかり説明した。このような文章での練習を繰り返して、~が、~をの使い方や日本語に訳したときどの単語がどこにくるのかを覚えてもらった。この後、I know that~という英文を作り、~ということを知っているという文を練習した。thatの後ろに先ほど練習した文を入れて複数も行った。この他に、小学校低学年で習うような簡単な漢字を教えて、テストのような形で復習を行った。アドバンスクラスでは、学生に何をしたいか尋ねたところ「日本語で書かれた資料を読みたい」というようなことを言ったので、学生大使のオリエンテーションで配布された資料を音読してもらった。資料の中で読めない漢字の読み方を教えた。また、意味の分からない単語について教えた。電子辞書で例文を探し、どのようなときにその単語が使われるのか説明した。その他に、日本語独特の言い回しについても理解してもらえるように説明した。 

<日本語教室以外での交流活動>

 ラトビアに着いた次の日にビギナークラスに通ってる二人の学生と二人の山大生と一緒にルンダーレパレスというところに行った。とても綺麗な城だった。日本語学生が城の歴史などについて説明してくれた。城の中に展示されている様々物についても色々説明してくれた。その日の夜に山大生と日本語学生とでバーのような所に行き、学生と交流した。そこは、夜九時以降になると自由参加でダンスを踊ることができ自分もラトビアの学生に誘われて踊ったりした。別の日に、旧市街地やハンバーガー屋にも行った。また別の日には、二人の学生と山大生全員でフードコートに行った。そこには様々な店があり、日本食もあった。帰国する数日前には、ユールマラという所に行った。街を歩いてバルト海のビーチに行った。海は綺麗で砂はとてもさらさらだった。 

<参加目標の達成度と努力した内容>

 今回の参加目標は、日本語の授業で学生が納得できるように教えること・授業がない時にどこかに連れて行ってもらい、ラトビアで有名な所を一緒に見て回る、という内容だった。授業では分かりやすく教えるのは少し苦労したが、最終的に納得してもらうことができた。授業がないときには色々な所に連れて行ってもらい、美しいラトビアの街並みを一緒に見て回ることができた。しかし、連れて行ってもらったときなどにもう少し会話をしておけばよかったと思うので、達成度は85%くらいだと思う。特に努力したことは、単語や~を・が・で・にを教えるときに分かりやすい例文を考えて説明したことだ。最初は簡単な英文を作り、慣れてきたら少し難しい文を作るように心がけた。 

<プログラムに参加した感想>

 ラトビアが実際にどのような国で人々がどのような生活をしているのかを知ることができてとても貴重な経験になったと思う。また、ラトビアの学生が自分と似たような趣味を持っていて親近感が湧いた。ラトビア人も日本人と同じような考え方をするということを現地で実感することができた。また、綺麗だと言われているラトビアの街並みを実際に見ることができて良かったと思う。テレビで見るような美しい建物や博物館に行ってラトビアの歴史を知ったり、ラトビアの食事を味わってラトビアの文化を知った。授業の時や学生寮にいるとき英会話をしたが、ネイティブの英語を聞き取ることは思ってたより難しかった。自分の英語力のなさを身をもって知ることができたので、英語の学習に力を入れていきたいと思う。またこのプログラムに参加して別の国に行って色々な人と交流して価値観を広げていきたいと思う。 

<今回の経験による今後の展望>

 今回の学生大使で初めて海外に行ったことで、日本とは異なる文化を知ることの素晴らしさを知ることができた。これからは積極的に海外の文化に関わっていきたいたいと思う。しかし、関わっていくうえで海外の人々とのコミュニケーションはとても大切であるということを改めて知ったので、語学力をしっかりつけたいと思う。また、今回はヨーロッパだったが、次に海外に行くときにはほかの地域に行ってみたい。そこでラトビアとも違う文化や歴史を学びたいと思う。ラトビアで生活して日本がいかに裕福な国なのか理解できた。生活水準が低い国の背景に何があるのかということにも関心を持ち、機会があれば直接見てみたい。

みんなでフードコートに行ったの画像
みんなでフードコートに行った

バルト海のビーチの画像
バルト海のビーチ