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佐藤天衣子 地域教育文化学部 地域教育文化学科 2年

派遣先大学:ガジャマダ大学
派遣期間:2/19~3/7

1 日本語教室での活動内容
 日本語教室は月曜日から金曜日、午前・午後に一回ずつ90分で開講されました。初級と中級に分けて行ったものの、人それぞれ学習状況は異なっているため、毎回生徒として来てくれる方の日本語の学習状況を把握してそれに対応してアプローチ方法を変えながら授業を行う必要がありました。仲良しグループで来てくれる方に対応することもあれば、面識のない3人が並ぶこともありました。
 授業を始めて3回ほどは、自分の説明が上手にできているかということに注意を向けていました。特に助詞の説明が難しく、授業後は共に活動していた山大生と反省会のように悩みを話したりしました。しかし授業を重ねるごとに、そういった説明が難しいところを調べて復習し、英語での会話に慣れてくると、生徒の表情に注意を向けられるようになりました。ガジャマダ大学の皆さんはとても明るく、優しく、穏やかで、目を合わせてコミュニケーションをとってくださる方々で、ホワイトボードに向けていた目線を生徒の皆さんに向けるだけで、授業の流れは大きく変わったように感じました。一緒にホワイトボードなどを見て、英語の表現を長く考えるのではなく、目線を合わせて、声を出して、わからなくても伝えようとする姿勢が大切なのだと感じさせられました。時々インドネシア語の簡単な挨拶や単語を交えたり、アニメの話や好きな音楽を共有したり、大学生として等身大の恋バナをしたり、そういった工夫がコミュニケーションにあたたかさを与えてくれたように思います。またそのような話題では英語が話しやすい感覚がありました。最終的には様子を観察して、進度の違う生徒を同時並行で見られるようにまでなりました。日本語教室の活動を通して多く友達を作ることができたのも、よかったです。

2 日本語教室以外での交流活動
 日本語教室以外では、お世話係としてそばにいてくれた現地のみなさんとの思い出がとても多いです。毎日夕食に同行してくださり、週末には観光地に連れて行ってくれました。授業が終わってからもトランプをしたり、バドミントンをしたり、人生相談をしたり。特に自分の悩みや考えを素直に話し、本音で語り合う経験は、インドネシアの方々がまっすぐ向き合ってくださったから得られたものであり、多くの学びをもたらしてくれました。また、パーティーを行った際に、日本語教室に来てくれた生徒さんのもとへ話しかけに行った際は、日本語教室の際には話さないプライベートな話をして、それもとても楽しかったです。

3 参加目標への達成度と努力した内容
 参加の目的は、他国の文化を尊重しつつ、日本文化を丁寧に伝えることと、自分の言葉で他国の方と心をかよわせる喜びを知ることで、そのために積極的にコミュニケーションをとりにいき、相手にとっても自分にとっても充実した期間にすること、ルールを厳守し、イレギュラーな事柄にも臨機応変に対応することを目標にしていました。積極的にコミュニケーションをとることも、ルールを守ることもできたと感じています。イレギュラーな事柄もありましたが、そこはお世話になった現地の皆さんが親身に対応してくれたこともあり、落ち着いて対応することができました。このことから、目標は達成され、また、自分の言葉で他国の方と心をかよわせる喜びを知るという目的は大きな満足感と共に果たされたと感じています。努力したことは、「空気や勢いに乗ること」です。インドネシアに滞在している間、自己開示の機会が多くありました。だんだんと自分の素直さが加速して、自分でも驚くほど素直に、自分の将来の夢などを話せるようになりました。皆さんのあたたかい空気感に乗っかって自分を解放していき、躊躇わずに言葉にしていくことで英会話能力の向上も図ることができました。自分の話をすることは少し怖いと感じることも多いですが、目の前の人に誠実に、勢いに乗って飛び込むことは自分の世界の輪郭を広げ、多くの学びを生み出すことを知りました。それから自分の考えを話すように努めたところ、コミュニケーションも捗り、より充実した時間を過ごすことができました。

4 プログラムに参加した感想
 インドネシアに来てよかったと、行ってよかったと、滞在している間も帰って来てからも感じています。初めは異文化を感じたい、英会話能力を向上させたいと思い興味を持った学生大使の派遣でしたが、得られる経験や学んだ事柄は想像以上に多く、人生で最も幸せな二週間だったのではないかと思いました。ガジャマダ大学の皆さんの歓迎があたたかいのに加え、ジョグジャカルタの美しい自然、そして明るく穏やかな国民性には度々大きな感動を受けました。日本語を教える、ということで、うまく教えられるかと不安がありましたが、皆さんとのコミュニケーションに全力を尽くすとあっというまに不安はなくなり、自然と笑顔になり、異文化の面白さに夢中になりました。途中車に酔ったり、少し疲れたりということもありましたが、あたたかいサポートのおかげで体力を回復させるまでも不安なく過ごすことができました。プログラムに参加しようか迷っているならば、ぜひ飛び込んでみて欲しいと思います。

5 今回の経験を踏まえた今後の展望
 今回の経験を通して、自己開示を意識したことにより、自分の考えを客観的に捉え直すことができました。曖昧だった展望も明確なものになり、より残りの2年間や卒業後の進路に具体的な行動を定めることができたため、その目標の達成に努めたいと思います。
 また、インドネシアの地理に興味を持ったため今後も継続して調べ、年内には東南アジアの他の国にも訪問してみたいと感じています。英語でも地域によって訛りが強いことも身をもって感じたため、国によってどんな訛りの傾向があるのかも合わせて、英語の学習を進めていこうと思います。

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