派遣期間：平成２９年３⽉３⽇〜３⽉１７⽇（１５日間） 

⽇本語教室での活動内容
　私は中国⼈の先⽣が教える⽂法説明のクラスと、⽇本⼈の先⽣が教える練 習会話のクラスに参加してきました。⽣徒たちはみんな九⽉から半年間⽇本 語を勉強してきており、簡単な⽇本語の単語でのコミュニケーションが主体 となりました。基本的に、前半は先⽣の授業を聞き、後半は前に出て、⽇本 に関する質問に答えたり、⽂法を覚えながらの簡単なミニゲームを⾏ったり しました。どの⽣徒も積極的に話しかけにきてくれて、初⽇からさほど緊張す ることなく打ち解けられたかなと思います。週末には、延辺⼤学⽇本語サーク ルとの交流会が開かれ、⽇本語専攻クラス以外の⽣徒たちとも交流をしまし た。交流会では、最初に PowerPoint を使って⼭形について紹介をした後、み んなに折り紙を体験してもらいました。三枚の折り紙を組み合わせて箱を作 り、中に⽇本から持ってきたお菓⼦を⼊れて贈り物にするという企画でした。 楽しんでくれた⽣徒もたくさんいましたが、中には退屈そうにしていた⽣徒 もいたので、全員が楽しめるような内容に⼯夫しきれなかったことが⼼残り です。

⽇本語教室以外での交流活動
　基本的には、⼆年⽣のチューターさんや授業で仲良くなった⼀年⽣の学⽣ たちと⾏動を共にしました。⼤学周辺には⾮常に多くのレストランやカフェ があり、学⽣や先⽣⽅のオススメを中⼼にいろんなお店を回りました。朝鮮族 が多く住む地域ということもあり、韓国料理もたくさん味わうことができま した。⾟いものが多く飲み⽔が⼿放せませんでしたが、どの料理もとても美味 しくて、ついつい⾷べ過ぎてしまいました。休⽇には少し離れたところにある ショッピングモールへ⾏ったり、⾼速鉄道（⾼鉄）に乗って北朝鮮との国境線を⾒に⾏ったりしました。島国であるがために国境という感覚のない私たち⽇本⼈にとって、他の国との境⽬を⾒るのは滅多にない体験で、⾮常に印象的でした。他には、⽇本⼈の先⽣と仲良くなり、偶然であった社会⼈留学⽣の⽅を交えてお話しする機会もありました。彼らが延辺⼤学に訪れることにになった背景や、これまで⾏った先の国々での体験など、とても刺激的なお話がたくさん聞けました。

参加⽬標への達成度と努⼒した内容
　 私のこのプログラムでの⽬標は、実際に異⽂化に触れ、世界に対する⾃分の⾒聞を広めることでした。その意味において、⼗分に⽬標は達成できたと思います。中国について深く知るために、授業で知り合った学⽣と積極的に連絡を取ったり、⽇本語授業の先⽣と⾷事に⾏ったりしました。基本的には⽇本語と簡単な中国語でコミュニケーションが取れるのですが、⽇本語サークルで知り合った他学部の学⽣とは英語と中国語しか通じず、なんとか会話をしようと⼀晩躍起になって英語⽂を練った⽇もありました。

プログラムに参加した感想
　⾔語の壁を感じながらも、なんとなく伝わったかな？という時にはお互いに嬉しくなったり、逆に⽇本⼈同⼠だと初対⾯でもまるで旧知の仲だったかのようにすぐに仲良くなれたりするなど、⽇本では絶対にありえなかった素敵な出来事や出会いがたくさんありました。帰国した今でもやりとりが続く友達もできましたし、今度は⽇本で会うことを約束した⼈たちもいます。事細かに⽇記をつけていないと覚えきれないほど毎⽇が濃厚で、何⼈かの学⽣からもらった⼿紙やプレゼントは⼀⽣の宝物です。出発前や、⽂化の違いに対応しきれなかった最初の何⽇かには帰りたくなることも多々ありましたが、今ではもう少し滞在していたかったと思うくらいです。⼼からこのプログラムに参加してよかったと思います。