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増川くるみ 地域教育文化学部地域教育文化学科 2年

派遣期間:3月13日~3月26日(14日間)

日本語教室での活動内容 
・中学3年生に百人一首の授業をする。
 
日本語教室以外での交流内容
・清掃担当の職員に日本語を教える。
・小学校6年生の口頭試験の採点をする。
・高専の学生の口頭試験の採点をする。
・高専の漢字フェスティバルの手伝いをする。
・高校生の日本語の音読を聞く。
・高校生の会話テストに参加する。
・高校生の日本語の暗唱テストの確認をする。
・卒業生の作文の指導をする。
・キャリアセンターに遊びに来る小学生と折り紙を作ったり、竹とんぼをしたり、お花紙でお花を作ったりする。
・チューターの仕事として、高校生に漢字の読み方や意味の確認、会話の練習をする。
・友ランゲージ(新モンゴル学園の隣にある日本語学校)で高校生や大学生、社会人の方に 日本での大学生活についての紹介をする。国を当てるゲームをしたり、趣味や将来の夢などフリートークをしたりする。
・卒業生と放課後に買い物に行ったり、休日に買い物やお昼ご飯を食べたりする。

参加目標への達成度と努力した内容
 参加目標は、現地の方と積極的に関わり、モンゴルの文化をたくさん学び感じ取り、楽しく授業をすることだった。自己評価の達成度は満点である。努力した内容は、二つある。
 一つ目は、自分から積極的に話すことである。学校にいるときは、児童や生徒と話すこと や一緒に過ごすことが多く、楽しくあっという間に時間が過ぎた。キャリアセンターに遊び に来る児童たちと日本文化のものを使って遊ぶこともとても楽しかった。また、自分から休 日に日本語学校にも行ってみたいと先生にお願いをして、日本語学校に行く機会を得ることができた。日本語学校でも、現地の方と積極的にたくさん話すことができ、たくさん学ぶ ことや新しい発見があった。
 二つ目は、自分がやりたい授業の内容をしっかり考えることである。日本にいるうちから、 どんな授業をしようか考え、新モンゴル学園のサテライトオフィスの先生に相談をした。そうすることで、授業をする持ち時間や対象の生徒の学年を知ることが出来、授業の内容を考えやすくなった。新モンゴル学園のキャリアセンターにいると、仕事を頼まれたり、児童が遊びにきたりするので、朝早く学校で準備をしたり、ホームステイ先の先生に相談したりし た。1時間分の授業を頭の中で繰り返しシミュレーションをした。また、同じ授業を5回繰り返し行ったので、振り返りをして次の授業がもっといいものになるように努力した。

プログラムに参加した感想
普段の大学の生活では経験することが出来ないことをたくさん経験することが出来てよかった。例えば、モンゴル人の中学生に授業をすることである。私は将来教師を目指しているので、授業をすることはいい経験になった。また、モンゴル人の先生の家にホームステイをすることで、生活の仕方やモンゴル人の人柄を知ることにもつながった。現地の学生と交流することも出来たことも、学ぶことや発見が本当にたくさんあり、いい経験になった。広い草原に行き、2時間乗馬したことは全身筋肉痛になったが、とても景色も良くいい思い出になった。日本でもまた乗馬しようと思う。
新モンゴル学園での学生大使プログラムは、前例がなかった上、他の学生大使プログラムと違い大学ではないため、聞いていたことと違うことがあり、驚くこともあった。事前の説明では高校生の授業を担当すると聞いていたが、実際に担当したのは中学生だった。授業をする時間は聞いていた時間の半分の時間だった。他にも、たくさん仕事を頼まれることがあるので、自分のスケジュール管理をしっかり行い、臨機応変に対応していくことが大切になることを学んだ。

今回の経験による今後の展望
今回新モンゴル学園で授業をさせていただく経験ができた。授業をしている時間はとても楽しかった。新モンゴル学園の生徒は、きらきらしている目をして話を聞いてくれて、時には拍手もしてくれる。真剣になって授業にも取り組んでくれるため、とても盛り上がる授業になる。学生大使プログラムで新モンゴル学園に来る前は、教師になることに少し迷いがあった。しかし、新モンゴル学園で授業をしたことや児童や生徒との関わり、新モンゴル学園での教師との関わりによって、大学を卒業したら絶対に教師になりたいと思うようになった。今後は、大学で、将来教師になるために大学生活に励みたい。
今回、2週間モンゴルで生活していく中で、モンゴルの良いところと良くないところ、どちらも感じることができたと思う。そこには、今までのモンゴル人の生き方や歴史が関係していた。関連付けて考えることは楽しいし、もっと世界のことや歴史を知りたくなった。また、モンゴルの良いところや良くないところを見つける度に、日本や私が生活している環境の良いところや良くないところを発見する。自分が知らない世界を知ることは、私にとってとても興味深いことである。今後は世界についての教養を身につけ、もっと国際的な幅広い視野を持つ人になりたい。そのために、人と関わる機会を大切にし、日本人だけでなく海外の方とのディスカッションを積極的に行っていきたい。

授業風景の画像
授業風景

乗馬の画像
乗馬

お花作り1の画像
お花作り1

お花作り2の画像
お花作り2