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松本陽明 人文社会科学部人文社会科学科 2年

派遣期間:平成30年3月1日~3月30日(30日間)

 日本語教室での活動内容
 日本語教室は平日午前10時~11時30分、午後1時30分~3時までそれぞれ1時間30分行った。3月12日に他の人が全員帰ったため、それからは私一人で授業をすることになった。それまでは各授業に10人位来てくれていたが、明らかに人が減った。人が多いと教えるのが難しいため、良かったような、悲しいようななんとも言えない気持ちだった。午前中は固定で3人、日によって何人か来てくれた。午前はあまり日本語が分からない人が多く、英語を使いながら教えた。毎日どんなことをしたいか聞くと「Up to you」と言われ、自分で考えながらやった。インドネシア語の本や英語の単語帳を置いていってくれたため、それらの動詞などの英語を日本語になおして教えたり、挨拶などを教えたりした。案内や世話をしてくれた学生の人たちは日本語をとても話せるため、午前中に来てくれたときは、うまく伝えることが出来ないようなところを通訳してくれて本当に助かった。午後の授業では日本語をある程度話すことが出来る人が来てくれたため、日本語を使って教えた。日本語検定を受けたいという人や、漢字を学びたいという人がいたため、漢字や日本語検定の本を使って教えた。また、日本の文化や歴史を学びたいという時もあったため、花見やお祭りなどといった日本の行事や戦国時代のことを教えると楽しそうだった。日本史の教科書がなく、うろ覚えで教えたため次に行く人は日本史の教科書などを持って行ってほしい。

日本語教室以外の活動
 昼ご飯や夜ご飯は何を食べたいか聞いてくれ、学食や近くのお店に連れて行ってくれた。お昼を食べた後は、授業をした教室の近くにチョコジュースがおいしいお店があったため、そこによく飲みに行った。授業が終わると一人になってからはバイクでホテルまで連れて行ってくれ、その後にモールやカラオケ、カフェに行ったりした。カラオケでは、皆日本の曲をだいたい歌ってくれた。その他に中国や韓国の曲も歌っていて、学習意欲の高さに驚かされた。また、休日には世界遺産のボロブドゥールや海などに連れて行ってくれた。近くにある観光地はほぼ2週間で皆と行ったため、その後は海にキャンプやモールで行われるライブに行った。しかし、ライブは雨で見ることが出来なかったため、モールで買い物をして楽しんだ。モールには日本にもあるお店やインドネシアの正装であるバティックのお店などがあった。インドネシアではスコールが毎日のように降るため、思ったように出かけられないときもあったが、インドネシアの皆が楽しませてくれようと色んな所に連れて行ってくれたため、本当に楽しむことができた。

参加目標への達成度と努力した内容
 私が今回参加するに当たって設定した目標は2つある。1つめは、異文化を体験することである。私は昨年度もこのプログラムに参加させてもらい、異文化に触れることできた。今年も異文化に出来るだけ触れられるように現地の人と関わることを意識した。この目標は達成することが出来た。現地の人たちや大学に留学に来ている日本人の人と関わることが出来、インドネシアの文化を知ることが出来た。インドネシアでは、集合時間の30分遅れぐらいが当たり前だということや、ムスリムでもその人によってお祈りに時間の差があるというようなことが分かった。また、インドネシアでは渋滞やゴミ問題という問題が起きている。首都のジャカルタでは、渋滞が特にひどいらしく、電車を今作っている最中だという。首都を違う都市にしようという話も出ているそうだ。インドネシアの恋愛観も聞くことが出来、とても面白かった。インドネシアでは離婚をする人は社会で最低な人だと思われるため、インドネシアで離婚や浮気をする人は全くいないと言う。日本も見習いたいものだ。2つめは、英語を勉強することだ。インドネシアでは、英語を日常的に使用することを目標とした。しかし、この目標はあまり達成することが出来なかった。お店や大学の人と会話をするときは英語を使う機会があったが、あまり会話を続けることが出来なかった。また、世話をしてくれた人たちが通訳をしてくれたため、彼らを頼ることが多くなってしまった。

 プログラムに参加した感想
 プログラムに参加して思ったことは3つある。1つめは、健康を維持するのは難しいということである。私は3週目あたりに3日間ほどお腹を壊してしまった。さらに、ビーチキャンプに行った翌日に多分熱を出してしまった。私は中学あたりに熱を出して以来今まで熱を出すようなことはなかったのだが、今回は出てしまった。海外で生活をしている人はすごいと思った。2つめは、この体調を崩してしまったときに皆がすごい優しくしてくれて、人の優しさを感じた。授業をすることができなく、ホテルまで送ってもらったが、その後も「ホテルのロビーにいるから用があったら呼んで」と言ってロビーにいてくれた。また、皆卒論やテスト前といった忙しい時期にもかかわらず、元気でやっているか気にかけてくれた。そのようなとても優しい人たちに囲まれて生活をすることができ、1ヶ月間本当に楽しく過ごすことが出来た。3つめは、関わったすべての人に感謝の気持ちである。学生大使という現地の人たちと関わることができるプログラムを作ってくれている山形大学・国際交流室の方々や、インドネシアでお世話をしてくれた学生の皆、教えるのを手伝ってくれたり、一緒に遊びに行ってくれたりした日本人の方々、一緒にプログラムに参加した皆、全ての人に感謝したい。日本に来るときは、今回皆がしてくれたように案内をするなど、また会って今回の感謝の気持ちを形にしたい。

今回の経験による今後の展望
 今回インドネシアという国の文化を知り、まだ知らないたくさんの文化が世界中にあると思うため、また外国に行き、さらに異文化を知りたい。

ジャワの伝統踊りの画像
ジャワの伝統踊り

ジョグジャTシャツの画像
ジョグジャTシャツ

見送り お世話になった方々の画像
見送り お世話になった方々

特にお世話になった ヤマさん(左) バクさん(中央) セーラさん(右)の画像
特にお世話になった ヤマさん(左) バクさん(中央) セーラさん(右)