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永井仁哉 理学部物質生命化学科 2年

派遣期間:平成29年9月3日~9月20日(18日間)

<日本語教室での活動内容> 
 日本語教室は午前の部と午後の部で一日2回授業をしました。日本語のレベルはひらがなとカタカナだけ分かる人からネイティブ並に会話できる人までと様々だった。生徒の数は多くて十数人だったので日本人一人に対して数人の現地の学生が付き、各グループで教える形でした。日本語が得意でない生徒とは、英語を使いながら自己紹介の仕方や簡単な挨拶、買い物やレストランで使う日本語を教えたり、高校生の頃に使用していた英語の参考書などを参考にして文法も教えた。生徒が使用していた日本語能力試験の教科書なども用いて授業をした。日本語が達者な生徒とは、会話を中心に日本の文化や上級レベルの文法を教えた。また、かるたや百人一首、折り紙なども使い学生に楽しんでもらえるような授業も行った。

<日本語教室以外での現地での交流活動>
 日本語教室が終わってからは自分たちが宿泊しているゲストハウスに現地の学生や日本語教室の学生が来てくれるのでお話したりゲームをして過ごした。晩ご飯は学生たちと一緒にご飯屋さんに行った。レレという魚を初日に食べ、とても美味しかったがナマズだと分かった時は驚いた。日本では中々食べることができない物を食べられるのは海外の醍醐味であると思う。他にもナシゴレンというチャーハンやミーアヤムという麺のものが美味しかった。インドネシアは物価が安く100円くらいで一食食べられることができるので最高です。インドネシアの方たちはとても辛い物が好きなので香辛料がどこの店にもあるのが印象的だった。インドネシアはバイクの数が多く、交通整備もあまり進んでいないので、交通量が非常に多い。日本とは全然違うので最初は驚くが慣れればアトラクションのように感じてきて道路を渡るだけでも楽しい。更にバイクの後ろに乗せてもらい道路を走ると本当に怖いが日本では体験できないことなので良かった。また、インターンで来ていた日本人学生の方々とも交流し、現地の学生たちと皆でカラオケに行った。大人数でカラオケをしたことがなかったので良かった。また、名古屋大学の学生の方々が来て日本語教室の生徒たちによさこい踊りと茶道を披露してくれた。皆でよさこい踊りを覚えて最後に全員で踊ったのがとても楽しかった。現地の学生だけでなく、日本人の学生とも交流することができたのは良かったと思う。休日にはマリオボロンというところに連れていってもらい、バティックなどのお土産を買ったり、サンデーモーニングという朝市に行って買い物をしたりした。自分は世界遺産などの観光名所には行けなかったが毎日有意義に過ごすことができたので良かった。

<参加目標への達成度と努力した内容>
 今回の派遣での目標はイスラム教の生活習慣や文化に触れることでイスラム教について理解を深めることと、自分の今の英語力がどれくらいのものか確かめることを目標にして臨んだ。インドネシアで2週間過ごしたことで、イスラム教について派遣前よりも深く知ることができた。印象的だったのは、ムスリムの女性が髪の毛を隠すために被るヒジャブは、私はムスリムの女性は全員ヒジャブを被っているのだと思っていたが、ムスリムの女性でも皆が皆ヒジャブを被っているわけではないということが今回の派遣で分かった。日本語教室に来てくれる現地の学生に気になったので理由を聞いてみたが、このことは複雑なことらしくどちらが良いとか悪いとかはなく、どちらも尊重されているということだった。
 空港や日本語教室では英語を使う場面が多々あった。リスニングの勉強は結構してきたと思っていたが、思ったよりも聞き取れなかったのでショックを受けた。日本語教室でも言いたいことが言えないときが何度もあり、自分の英語力のなさを痛感した。でも、そんな自分の英語でも相手に伝わることがあったときは嬉しかった。この喜びを知ることができただけでも今回インドネシアに行って良かったと思います。

<プログラムに参加した感想>
 去年のベトナムに続き二回目の学生大使でした。インドネシアの学生たちと毎日有意義な時間を過ごせて仲良くなって友達になれることが学生大使派遣プログラムの魅力であると思う。日本とは異なる食べものや文化は私にとって新鮮で毎日が楽しかった。また、日本語を現地の学生が理解できるように教えることは本当に難しいことだったが、中々このような経験はできないので良かったと思う。

<今後の展望>
 今回の活動を通してまだまだ自分の納得するレベルの英語力ではないことが分かった。英語が話せたらもっといろんな人とコミュニケーションを取ることが出来たと思うので、もっともっと話せるようになれるよう努力したい。今までは自分の英語では伝わらないのではないかと不安に思っていたが、下手な英語でも伝わることが分かったので、山形大学の留学生たちなどとどんどん英語でコミュニケーションをとりたい。また自分の日本語に対する理解の甘さも痛感したので日本語の細かい部分の違いを説明出来るようにもなりたいと思う。また。ガジャマダ大学の学生たちはインドネシアのトップ大学であるため学生の能力が高いと感じた。皆何ヶ国語も話したりするので良い刺激になった。私も彼らの姿勢を見習いたいと思った。大学生には社会人の方と違い自由な時間が多いので今のうちにいろんな国に行って、様々な文化に触れてみたいと思います。

日本語教室の皆の画像
日本語教室の皆

名古屋大学の日本文化紹介での集合写真の画像
名古屋大学の日本文化紹介での集合写真

インドネシアの学生たちとご飯の画像
インドネシアの学生たちとご飯