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岡部泰孝 農学部食料生命環境学科 1年

派遣期間:平成30年3月1日~3月15日

日本語教室での活動内容
授業は月曜日から金曜日まであり、午前中か午後のどちらか1コマと夜の授業1コマの計2コマを行った。クラスは会話クラスとビギナークラスに分かれっていた。会話クラスでは、生徒の中に日本で実習を行なったことがある生徒がいて、私は最初自己紹介や簡単な会話をするものと思っていたが、実際はベトナムはどうか、昨日は何をしていたか、など日本人が日常生活で行う会話と同じような話題を話せて、こんなにも日本語ができるとは思わなかった。また、会話クラスを始めたばかりの生徒とは、しりとりをしたり、折り紙をしながら日本語で会話をした。ビギナークラスについては、多くの生徒が日本語を習い始めたばかりで、ひらがなやカタカナを一つ一つ黒板に書き、その後に私たち日本人学生が生徒一人一人のところを見て回り、理解するまでジェスチャーや英語を使って教えた。来たばかりの時はひらがなを勉強していた生徒が、私が日本に帰る頃には、自分の名前、出身、趣味などを言えるようになっていてその時に日本語を教えて良かったと思った。私は今まで自分が先生という立場になって人に教えるということがなかったが、今回のプログラムで教え、分かってもらえたときの楽しさを知ることができた。

日本語教室以外での交流活動
主に平日は授業があるのでどこかに出かけるようなことはなかった。しかし、お昼ご飯を食べた
後にベトナム人の学生と日本人の学生で一緒にカフェに行ったりした。そこで、ウノやベトナムのゲームをしたりして楽しんだ。午前のクラス、午後のクラスが終わった後は、みんなでご飯を食べに行き、春巻き、フォー、ブン、バインミーなどベトナム料理を味わうことができた。どこで食べても一人当たり200円くらいあれば食べられるのでベトナムの物価の安さに驚いた。また何を食べても美味しく、ベトナムに来る前はパクチーが苦手だったが、2週間もベトナムにいるとパクチーも好きになった。主に平日は授業をして、ご飯を食べて、休んでの繰り返しだった。土曜日と日曜日はハノイの観光名所であるホアンキエム湖やハノイのイオンモールに行ったりした。ホアンキエム湖周辺はお土産屋や屋台が並んでいて観光客がとても多かった。その中に日本人はあまり見かけなかった。イオンモールは食料品売り場は日本と同じようなかんじで、日本の商品もあった。だが、ハノイのイオンモールはフードコートがとても広くそこには、ベトナム料理、韓国料理、日本料理、ファーストフードなどあらゆるジャンルの食べ物があった。

参加目標の達成度と努力した点
私の今回の目標は、私がベトナムに滞在している時だけではなく、帰国してからも続く交友関係を築くことであった。今までも色々なプログラムや行事に参加し、その時に友人はできたが、その出来事が終わるとその友人とは連絡を取らなくなる。そのような人間関係しか作れなかった。だから今回はそのような目標を持ってベトナムに行き、最初の2日は現地の雰囲気に馴染めず、私とベトナム人の間に壁があった。そういった中、私がやって見たことはベトナム語に興味があるとこを示すことであった。日本から持ってきたベトナム語の本を使って、ベトナム人にベトナム語で話しかけて見ると、気さくにベトナム語を教えてくれて、そこから、私とベトナム人の距離は縮まりとても仲良くなれた。私たちに接してくれた学生はみんな日本語を勉強している人で、日本にとても興味がある。そのような人に、私がベトナムに興味があることを示すことによって、お互いの距離が一気に縮まったのだと思う。そして、ベトナムではFacebookが主流なので、連絡先を交換して、帰国してからも連絡を取り、また今回であった友達に会いたいと思えるような関係を築くことができた。

プログラムに参加した感想
今回私がベトナムを選んだ理由として、私は農学を学んでいて海外の農業についても興味があり、ベトナム国家農業大学に行くことで、ベトナムの農業の実態を知りたいというものがあった。空港から大学へ向かっているときにベトナムでの農作業の様子を実際に見ることができた。また、会話クラスでベトナムの農業の課題についても教えてもらうことができた。そこで、日本とベトナムの農業の違いを学び、私は日本は農業の面でも、生活の面でも全てにおいて恵まれていることを実感した。生活面では、毎日お風呂に入り、どこのお店に行ってもきれいなトイレが使え、部屋の中に蚊がいることはまずない。そういった生活を送れていることに感謝しないといけないと思った。その一方で、日本と比べて不便なことが多いベトナムでも1週間くらい生活していると次第に慣れて、ベトナムでの生活もそんなに不便に感じなくなってきた自分もいた。そういった意味では、2週間で日本での生活の便利さを実感したとともに異国で生活し、異国の文化を受け入れると、その国での生活に適応できるんだということがわかった。

今後の展望
私は、今回ベトナムに行って見て、たくさんの新しい友達と出会うことができた。その中には日本に留学する予定がある人もたくさんいて、日本に来た時はぜひ日本の素晴らしさを紹介したいと思う。また、ベトナムは生活スタイルや食文化などが自分にとても合っていると感じたので、是非また行きたいなと思う。今回初めて外国に旅行以外の目的で行って見て、観光では味わえない現地の人と一緒に食事をし、たくさん話すことができて、とても楽しかったのでまた学生大使プログラムなどの機会を利用して外国に行きたいと思った。

イオンモールにての画像
イオンモールにて

ホアンキエム湖周辺にての画像
ホアンキエム湖周辺にて

仲良くなったフィさんとの画像
仲良くなったフィさんと