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日野翔子 人文社会科学部人文社会科学科 1年

派遣期間:平成30年3月1日〜3月14日(14日間)

日本語教室での活動報告
延辺大学には日本語学科があり、もともとしっかりとした授業が組まれているので、その授業の補助という形で私は参加させていただきました。1クラス30人弱程度で、同じクラスの人でも日本語のレベルはそれぞれでした。週5日、1日2授業(1授業90分)というスケジュールで授業に参加しました。授業内容は、会話、作文、高校の現代文のようなものがありました。
他の生徒と同じように授業を聞く形での参加が主でしたが、会話の授業の時間を2時間いただいて、一人で授業をさせていただく機会をいただきました。私は、パワーポイントを使って私の大学生活についての紹介と、ちょっとしたゲームをしました。反応が良かったところといまいちだったところがあり、もっと事前に準備をすれば良かったと少し後悔しましたが、何とか90分を上手く終えることができたので良かったです。延辺大学の日本語学科の学生さんは、みな学習意欲が高く、とてもフレンドリーに接してくれて、楽しい時間を過ごすことができました!

日本語教室以外での交流活動
現地の先生と学生には、大学以外の場所にもたくさん連れていっていただいて、たくさんのものを見て、感じて、経験することができました。学校のある日はほとんど毎日、昼と夜に日本語学科の学生にご飯に連れていってもらいました。楽しい会話と美味しいご飯で、食事の時は毎回幸せな気持ちでした!ビビンバ、水餃子、冷麺、犬肉、参鶏湯、ソルビン、焼肉...と現地ならではのものをたくさん食べることができました。延辺は朝鮮自治地区なので、朝鮮の料理が多く、辛い食べ物が多かったです。特に印象に残っているのは、串焼きで、焼き方がとても印象的だったので、延辺に今度行く人には是非食べて欲しいと思います。
食事以外にも、北朝鮮との国境や、ショッピングモール、カラオケ、市場、延辺博物館など色々なところに連れていっていただきました。北朝鮮との国境は、ここ1年くらいで警備が厳しくなったようで、写真撮影などは禁止されていて、銃を持った軍人が見張りに立っていました。日本にいてなかなか国境を意識する機会はなかったので、緊張感を味わうことができて貴重な体験ができました。他にもショッピングモールでウィンドウショッピングをしたり、現地のカラオケで日本の曲を歌ったり、博物館では現地の視点からの歴史を学んだりと、貴重な体験がたくさんできました。留学生寮の私の部屋のシャワーのお湯が出なくて、5日間くらいシャワーを浴びれなかった時に、大学近くにあるスーパー銭湯に連れて行ってもらったことも思い出に残っています。久しぶりのシャワーと湯船につかれて、まさか中国に来てお風呂に入れると思っていなかったので、幸せな気持ちになりました。また、現地で風邪をひいてしまい、病院に連れて行ってもらって、現地の病院で点滴を受けたことも面白い体験でした。2週間で、いろんな経験をさせていただいて、日本語学科の先生、学生の皆さんには本当にお世話になりました!

参加目標への達成度と努力した内容
今回の学生大使で私が第一に目標にしていたことは、健康に楽しんで2週間を過ごすことでした。現地で派遣されて5日目に風邪をひいて丸一日寝込んでしまったのですが、その後は元気に楽しく過ごせて、無事に日本に帰ってくることができたので、目標は達成できたと思います。また、海外に対して感じている壁をなくすこと、自分に自信をつけること、第二言語で学んだ中国語を使うこと、美味しいものをいっぱい食べること、現地で友達を作ること...などいくつか目標を立てていったのですが、ほとんどは達成できたと思います。
一つだけ達成できなかった目標は、中国語を使うことです。中国語をあまり勉強しないでいってしまったこと、日本語学科の学生に甘えてしまったことが理由にあり、ほとんど現地でも日本語を使って2週間を過ごしました。延辺大学でできた友達、お世話になった方々と、中国語でコミュニケーションが取れるように、今度延吉へ行く時には、しっかり中国語を勉強してからいきたいと思います。これからはもっと中国語の勉強を頑張りたいです。

プログラムに参加した感想
初めての海外で、行く前は本当に不安でいっぱいだったのですが、たくさんの人の支えと協力があって、この学生大使プログラムを自分の中で成功させることができました。関わってくれた全ての方に、感謝の気持ちでいっぱいです!
学校の補助付きで海外に行けて、補助金が出る上に、単位までもらえるなんて!と思い、わりと勢いだけで申し込んだ学生大使でしたが、2週間を終えてみて、本当に参加してよかったと思えるプログラムでした。準備の段階では、渡航日程が決まるのが遅いし、旅行券の手配など必要な準備も全て自分でしなくてはいけなくて、なんだこのプログラムは!とちょっと思ったこともありました。しかし、海外に行く準備を全て自分で進めたことで、自分に自信をつけることができたように思います。また、このプログラムは自由度が高いため、自分で解決しなければならないことも多かったのですが、その分自分の好きなように動けたことも良かったなと思います。たくさんのことを見て学んで体験して、自分に少し自信もつけることができて、本当に挑戦して良かったです!
延辺大学では日本語学科の多くの生徒と連絡先を交換して、連絡を取り合える友達、また会いたいと思える人がたくさんできました。また延吉に遊び行きたいと思います!

今回の経験による今後の展望
初めての海外を経験して、自分の考え方の幅が広がった気がします。言語はもちろんそうですが、日本での常識が他の国では通じなくて戸惑うことが多くありました。自分の持つ考え方や常識の狭さを感じて、これからもっとたくさんの考え方に触れてみたいと思いました。また、英語の大切さを改めて感じたので、英語でコミュニケーションを取れるように勉強を頑張りたいです。中国語の勉強も頑張ります。そして、語学の力をもっとつけて、2年生でもまた海外に行きたいと思いました。

一緒に焼く肉を食べた!の画像
一緒に焼く肉を食べた!

3月2日元宵節!花火と爆竹がものすごかったですの画像
3月2日元宵節!花火と爆竹がものすごかったです

スーパーの肉の並べ方が面白かったですの画像
スーパーの肉の並べ方が面白かったです