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竹中碧 工学部 高分子有機材料工学科 4年

派遣大学:ベトナム国家農業大学
派遣期間:2022年09月01日~09月10日

1.  日本語教室での活動内容
【授業の日程】
平日 18:30―20:30
【授業方式】
(先生:生徒)=1対1 or 1対3
  初級→➀ひらがな(50音順にそって)書き方を教えた。➁「ひらがなかるた」で遊んだ。
  ➀ホワイトボードを用いて、マス目を作り、ひらがなの形を伝えるときれいに書けていた。
  ➁かるたで遊んだ際は、取ったカードごとに付属された発音も練習した。(い→いちご)
  中級→➀漢字(曜日)、➁日本語検定(N5の問題)を一緒に解いた。 
  ➀インターネットに載っている漢字の書き方ポイントを参考に、私自身がお手本とそのポイント(止め、はね、空間)を書き上からなぞらせ→生徒自身が書き→発音と言う流れで漢字を教えた。
  ➁問題を解いて添削するのみならず、ひらがなの癖や書き順の直し、発音を伝えた。
【授業で用いた物】
筆ペン、半紙、かるた(ひらがな)、パズル(ひらがな)、ホワイトボード(A4)、その他筆記用具

2.  日本語教室以外での交流活動
➀遊び、観光、食事etc… ➁英語クラスへの参加、以上の2つに分類して報告する。 

➀日向クラブのメンバーが毎日付き添ってご飯や散歩、観光地に連れて行ってくれた。
遊び:気温が高いためクーラーの効いた1つの部屋に集まってお菓子パーティーやUNO、(大学、将来、恋バナ、ベトナム語etc…)たくさん話し、遊んた。外へのお出かけにはイオンモール等の施設、ハノイセンター(観光地域)、カラオケへお出かけした。基本的に全員でバスに乗って出かけ、希望を伝えると少人数で分かれて行動し、時にはバイクに乗せてもらい出かけることもあった。
➁Kien先生の英語クラスへ3回、招待して頂いた。
【授業の日程】
平日(3回のみ出席) 14:00―15:15
【内容】
・30人/1クラス(4グループに分かれて時間を区切りローテーションして全員と英語で話した。)
・自己紹介、好きなアニメ/食べ物/おすすめの観光地/日本語のじゃんけん方法etc…
・ローテーションごとに最後写真を撮り、instagramを交換した。

3.  参加目標への達成度と努力した内容
【参加目標】
➀本プログラムを通して、ベトナムについて学び、文化を体験する。
➁「学生大使」として現地学生と日本語・英語・ベトナム語を用いてコミュニケーションをとる。
達成度100%

【努力した内容】
現地学生と仲良くなりたい気持ちを素直に表現した。具体的な行動としては、
・みんなの名前を覚える。(事あるごとに名前を呼ぶ)
・ベトナム語を覚える努力をする(メモをとる)
・自分から話しかけに行く。
・授業では自分の伝えたいことではなく、相手の要望に焦点を当て寄り添った授業を心がけた。
等、自身がされて嬉しいことをイメージした。

4.  プログラムに参加した感想
 私は、本プログラム再開を聞いた際の「参加したい」気持ちを重視し、すぐに参加申請書を書きました。コロナ禍であること、自身が4年生であること等考えると多くの不安要素がありました。今回のみならず、どんなタイミングでも参加者に不安要素の全くない者はいないと思います。
 大学生になると、スマホを触っていたらいつの間にか1日過ぎていること、行動することに慎重になりすぎて不安感が勝り、諦めることが(私自身にあるため、)多くの人にあるのでは?思います。少し童心に戻って、好奇心に焦点を当て行動すると、1日を3日に感じるような濃い経験が出来ました。本プログラムを通して出来た友達や思い出は、私にとってかけがえのない宝物で、密度の濃い時間を過ごせたことからも、参加して良かったと心から感じています。
 (今回、通常よりも期間が短く予定が詰まってしまったこと、雨季への移り変わりの季節であったこと、慣れない共同生活の緊張感etc.から参加者全員が体調不良に陥り、私自身も1回日本語クラスを休んでしまいました。体調を崩した時は、参加したい気持ちと体調が追いつかないというもどかしさと、悲しさを感じた体験でも有りました。)
【今後の参加者への参考】
・準備期間 5/14~(パンフレット拝見後すぐ)
・全体を通してかかった金額→約15万円(補助金3万を引いた金額、成田までの移動費/wifi/お土産代金etc.込み)
・授業準備 かるた、ホワイトボード、筆ペン等の購入以外、特になし (生徒ごとに授業形式を柔軟に対応できるため。)

5. 今回の経験による今後の展望
 1年生の夏:インドネシア、4年生の夏:ベトナムと、二カ国、本プログラムを通して体験し、2つは文化も授業形式も全くの別物ではありますが、共通点として大切な一生の友達が出来、帰り際には離れたくない、ずっとここで過ごしたいと感じる素敵な経験が出来ました。インドネシアの友達とは現在もInstagram, LINEを通して関わりが有り、ベトナムの友達とも今後、関わり続けたいと思っています。今後の展望として、座右の銘とする「3秒以内に行動」を今後も実行していきたいと考えております。
 本プログラムへの参加は私の山形大学に進学した大きなメリットであり貴重な経験をさせて頂けました。菅原靖先生を初めとした国際交流課の皆様、英語クラスのKien先生、農学部のLuk先生、所属する研究室の森秀晴先生、その他支援してくださった多くの方々の多大なるご尽力に心から感謝申し上げます。

日本語教室(1)の画像
日本語教室(1)

日本語教室(2)の画像
日本語教室(2)

バス停へ向かうため、道路横断の画像
バス停へ向かうため、道路横断