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永井仁哉 理学部 物質生命化学科 1年

派遣期間:平成28年9月1日~9月14日(14日間) 

日本語教室での指導内容
 週3日はひらがなから教える初心者コースを1日4コマ、週2日は挨拶などを教える中級者コースを1日3コマ行った。初心者コースでは、まずひらがなを教えた。ホワイトボードに大きく字を書いて、書き順と発音を教えてその文字を含む簡単な単語を教えた。僕は特に教材も準備していなかったので、ホワイトボードにアニメのキャラクターを描いてひらがなや動詞を教えたりしましたが、ベトナムの学生がとても笑ってくれて、僕も現地の学生も楽しみながら授業出来たのがよかった。初心者コースでも授業の後半では「こんにちは」や「ありがとう」などの簡単な挨拶や自己紹介の仕方を教えて、学生一人一人に自己紹介をしてもらった。中級者コースでは学生によって日本語の上達レベルに差があり、上の人とはお互いのことについて質問をして答える会話を中心に授業をした。少し話せる学生とは現地の学生が使用している教科書に書いてある文を学生に読んでもらい、発音で気になるところを僕が読んで修正をしてもらった。あとは全体で疑問詞を教え、疑問詞を使った例文で授業もした。一人の学生から質問された「どこに」と「どこで」の違いの説明が出来なかったのが反省点になった。

日本語教室以外での現地での交流活動
 ベトナムに着いてすぐ3連休だったので現地の学生にベトナムを案内してもらった。まずはフォーのお店に行き、その後イオンで遊んだ。ベトナムのイオンが想像以上に大きくて人もたくさんいて驚いた。次の日はホーチミンの博物館に行った。ベトナムの学生が興味深そうに展示品を眺めている姿を見て、ベトナムの人が本当にホーチミンを信仰しているのだと感じた。そのあとは近くの商店街をみて回りショッピングを楽しんだ。平日は授業もあり遠くに行けないので、カフェや屋台をまわったりして現地の食べ物を食べた。夜は大勢で犬の肉を食べたり、焼き肉をしたりと飲み会三昧で本当に楽しい時間を過ごすことが出来た。次の土日には世界遺産のハロン湾に行った。船のなかで食べるご飯は良い思い出になった。船から眺める景色もとても綺麗だった。夜にはベトナム一番のカラオケに行きました。建物が派手で本当にカラオケなのかと疑うレベルで、トイレに行ったときに初めてチップを渡す経験もして良い思い出になった。次の日は人工だが海にいった。外国の海っぽい景色が広がっててよかった。

プログラムに参加した感想
 派遣先をベトナムにして本当に良かったと思える2週間でした。今回出会えた現地の学生や日本の先輩の方々は自分にとってとても大きい存在になりました。はじめは海外に行ってみたいな~くらいの軽い気持ちでこのプログラムに参加しましたが、現地での活動を通しベトナムの学生が日本語を真剣に学びたいという思いが伝わってきて、自分も精一杯出来ることをしようと思った。ベトナムの学生が洗濯を手洗いで毎日している話を聞いたとき日本人はなんて贅沢な暮らしをしているのだろうと思ったし、毎日勉強を欠かさずしている姿をみて自分の生活をまた見直して生活態度を改めようと心から思いました。今回のプログラムは僕にとって初めての連続でした。飛行機に乗るのも初めて、海外に行くのも初めて、日本語を教えるのも初めてでしかも一人で現地まで行くということで本当に不安でしたが無事に現地での滞在を終え日本に帰れたことは自分の成長に繋がったかなと思います。ベトナムが本当に好きになりました。また行きたいと思いますし、他の国にも行ってみたいと思います。本当に良い経験を積むことが出来ました。

自分の目標の達成度や努力した経緯
 渡航前に自分の目標として日本語教室に通う学生全員と仲良くなり皆に日本を好きになってもらうことを目指して臨んだ。結果として全員とまではいかなかったが、積極的に学生に日本語を教えに行くことでかなり多くの学生と仲良くなることが出来た。日本を好きになってもらえたかはあまり分からないが、一部の学生から必ず日本にいきますと言われたので少しは好きになってもらえたかなと思った。僕はあまり英語が話せないし現地の学生も英語が分かるひとがあまりいないので教えるときは大変だったが、わかりやすい図を書いてなんとか伝えることが出来た。

今後の展望
 今回の活動を通して自分の英語力のなさを痛感した。英語が話せたらもっといろんな人とコミュニケーションを取ることが出来たと思うのでこれからは英語の学習にもっと力を入れていきたい。また自分の日本語に対する理解の甘さも痛感したので日本語の細かい部分の違いを説明出来るようにもなりたいと思う。大学生には社会人の方と違い自由な時間が多いので今のうちにいろんな国にどんどん行きたいと思う。そしてどんどん自分の成長に繋げていきたい。