山形大学2020年度アニュアルレポート

財務情報

ファイナンシャルハイライト

横スクロールしてください。

ファイナンシャルハイライト
注)百万円未満を切り捨てているため、合計額が一致しない場合があります。

 2020事業年度は、費用426億円に対し、収益は437億円となり、当期総利益は11億円となりました。
 国からの交付金の減少等により運営費交付金収益が7億円減少し、新型コロナウイルス感染拡大に伴う附属病院での病棟閉鎖や手術の抑制により、附属病院収益が5億円減少しましたが、外部資金獲得の積極的な取組や補助金等の支援により、外部資金等の収益が13億円増加し、また、経費節減等の経営努力もあり、前期と同等の総利益となっております。
 なお、当期総利益のうち8億円については、文部科学省の承認後、目的積立金として2021年度以降の施設・環境整備事業等に充てられます。
 今後も、教育・研究・診療に力を注ぎ、外部資金の獲得などによる自己収入の確保及び一層の経費抑制に努め、健全な財務運営を行ってまいります。

詳しくはこちらをご覧ください。

財務データ

教育関係経費

教育関係経費は、118億円です。学生1人当たりに換算すると136万円となります。授業料等の免除により奨学費が増加したことなどから、前年度より4万円増加しました。

学生1人当たりの教育関係経費※
教育関係経費

研究関係経費

研究関係経費は、53億円です。教員1人当たりに換算すると603万円となります。新型コロナウイルス感染拡大の影響で旅費が減少した一方で、科学研究費補助金獲得の増加などにより、前年度より25万円増加しました。

学生1人当たりの教育関係経費※
研究関係経費

山形大学基金

2020年度の寄附の受入件数は970件で、5,075万円となり、2020年度末総保有額は1.9億円となっています。新型コロナウイルス感染拡大に伴う学生への緊急募金等、ご支援を賜り感謝申し上げます。今後も学生支援及び教育・研究活動等の充実を図っていきます。

山形大学基金(受入額)
山形大学基金

外部資金

2020年度の外部資金の収入実績は、56億円です。新型コロナウイルス対策関連や授業料等の免除関連の補助金などにより、前年度より14億円増加しました。国からの運営費交付金等が減少傾向にある中でも教育・研究活動を促進できるよう、今後も継続的な外部資金の獲得及び経費抑制に努めます。

外部資金(受入額)
外部資金

附属病院収益

附属病院収益は206億円で、新型コロナウイルス感染拡大に伴う病棟閉鎖や手術の抑制により、前年度より5億円減少しました。附属病院の経営は厳しい状況にありますが、使命を果たすため引き続き経営改善に努めてまいります。

附属病院収益
附属病院収益

山形大学の1年間の運営にかかる国民一人当たりの負担額157円

山形大学の国立大学法人等業務実施コスト 196億9115万円÷人口(「人口推計」(総務省統計局による2020.9現在))1億2,575万人