山形大学2020年度アニュアルレポート

山形大学のガバナンス体制

 山形大学では、組織の自立と責任体制の明確化による効果的な組織運営の実現を目指し、各キャンパスに『経営』の責任者としてキャンパス長を置いています。以前は、各学部の学部長が『教学』と『経営』の両方の責任者となっていましたが、キャンパス長を新たに設置したことにより、『教学』、『経営』それぞれの責任の所在が明確になり、経営の円滑化が促進されました。
 また、役員(学長と理事・副学長)が1日1回集まり情報共有を実施するとともに、役員会を週に1回開催し、迅速な意思決定を行う体制が整備されています。
 さらに、役員と学生との懇談会、キャンパス執行部と役員との情報交換会、学外の各分野で優れた識見を有する方に参加いただく顧問会議等を定期的に開催することを通じて、学内外のステークホルダーの意見等を学長・理事が直接把握し、大学運営、教育研究の発展及び地域貢献の推進を図るための各種施策に反映するための仕組みを構築しています。

山形大学のガバナンス体制の図
SDGs05

男女共同参画及びダイバーシティの推進

 山形大学では、学長自らが先頭に立ち、本学の学生及び職員が性別、性的指向・性自認等にかかわらず、あらゆる活動において個性と能力を発揮できる大学を目指すとともに、他大学や地域社会とネットワークを築き、男女共同参画及びダイバーシティを積極的に推進しています。令和2年度は、第2次山形大学男女共同参画基本計画(令和元年度策定)に基づき、「多様な性」について本学の姿勢、現段階での具体的対応、これから対応する必要がある事柄などを示した「多様な性に関するガイドライン」を令和3年2月に策定し、パンフレット及びリーフレットを発行しました。

ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(連携型)3機関合同シンポジウム(令和2年11月10日開催)の様子
ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(連携型)
3機関合同シンポジウム(令和2年11月10日開催)の様子
当該活動に関する2020年度事業費 1,070万円