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本学では第 4 期中期目標・中期計画において、コンプライアンスに関する計画を以下の通り定めています。
法令等に基づいて、適正に業務を執行するため、山形大学内部統制規程等に沿って、モニタリングを実施し、その結果を法人運営に反映する。特に研究活動の不正行為の防止については、「研究活動における行動規範に関する規程」「研究倫理教育に関する指針」等を遵守させるため、研究者への啓発を継続し、研究費不正については、監査室等との連携を図り、モニタリングを強化するとともに、不正防止対策の再点検および体制整備を推進する。また、「コンプライアンス推進規程」「コンプライアンス指針」等に沿って、適宜研修・講習等を開催し、役職員および学生一人一人の法令遵守等に関する知識・意識等を向上させる。
2020年9月から複数回にわたり、本学教職員から自身が所属する有機エレクトロニクス研究センターの研究室において、競争的資金等の不正使用があるとの通報が本学および研究費配分機関に寄せられました。この通報を受け、調査委員会を設置し調査を行ったところ、人件費・設備購入費について経費の不正使用・不適切使用(目的外使用)が判明したため、2022年3月18日に本学ホームページにて公表しました。
上記の競争的資金等の不正使用を踏まえ、再発防止策の骨子を取りまとめました。
雇用時、契約更新時に適切な説明を行うとともに勤務実態の確認を行うなど
装置・設備導入時に研究計画上の位置づけを確認するとともに稼働状況および目的に沿った利用が行われているか、利用状況の監査を行うなど
また、今後は骨子を踏まえ詳細な運用マニュアルを作成し、研究費不正使用の防止に努めます。
2022年3月18日 山形大学長 玉手英利