INTEGRATED REPORT 2022 山形大学 統合報告書2022

山形大学の戦略

山形大学の 3 つの使命

社会における 役割・存在意義

5つの基本理念

組織のあるべき姿

山形大学は「自然と人間の共生」をテーマとして、次の5つの基本理念に沿って、教育・研究及び地域貢献に全力で取り組み、国際化に対応しながら、地域変革のエンジンとしてキラリと光る存在感のある大学を目指しています。

第4期中期目標・中期計画

 中期目標・中期計画とは、国立大学法人が達成すべき業務運営に関する目標とその目標を達成するための計画で、6年間の単位で定めることが国立大学法人法において定められており、国立大学が法人化された2004年度より策定してきました。2022年度は、第4期の中期目標期間の初年度にあたります。(第4期中期目標期間:2022年度~2027年度)
 中期目標・中期計画は、文部科学省の大綱や方針等に基づき各国立大学が策定しますが、山形大学においては、これら大綱、方針等の下、本学の3つの使命、5つの基本理念、そして新たな将来ビジョン「つなぐちから。山形大学」の理念に基づき第4期中期目標・中期計画を策定しました。
 山形大学の第4期中期目標・中期計画は、「社会との共創」「教育」「研究」「医療」「経営」を柱として、16の目標と37の計画を設定しています。なかでも「社会との共創」は本学の重点事項であり、山形県内の大学、地方公共団体、産業界、医療界等が一体となった「地域連携プラットフォーム」の設置などに取り組むこととしています。

山形大学行動計画

 行動計画は、本学が行う教育研究活動等の具体的な計画を「教育」「研究」「社会共創」「経営」の観点からまとめた単年度の計画です。この行動計画には第4期中期目標・中期計画に基づく計画に加え、教育研究・大学運営の課題解決に係る独自の計画を策定しています。
 2022年度版については、教育、研究、社会共創、経営に関して、以下の計画を含め41の行動計画を策定しました。

〈山形大学がリードする社会共創(No.24)〉

・山形県内の産官学金医の連携により、新たに「やまがた社会共創プラットフォーム(仮称)」を設置し、山形県内の様々な課題克服に向けた活動を開始します。

〈高度先進医療の提供(No.27)〉

・東日本重粒子センターの本格稼働により、治療患者数の増加を目指します。

〈法令と社会規範を遵守し、ハラスメントの無いキャンパスの創成(No.30)〉

・社会規範を遵守し、ハラスメントの無いキャンパスとするため、全教職員の高い倫理観を醸成するための研修を行うとともに、未然防止の仕組みと組織体制を強化整備します。

・研究不正・研究費不正を根絶するための研修を全教職員へ行うとともに、再発防止に向けて既存制度の見直しを行い、取り組みを強化します。

 また、行動計画については、2023年度以降の統合報告書にて進捗状況を毎年度公表することとしており、このことを通じてステークホルダーの皆様に山形大学の計画の進捗状況をお伝えしていく予定です。

◯第4期中期目標・中期計画(2022年度~2027年度)
https://www.yamagata-u.ac.jp/jp/university/middle/fourth/

◯令和4年度 山形大学行動計画
https://www.yamagata-u.ac.jp/jp/annual/