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キャンパスから

(No. 12:2022年7月10日)

ウェブサイトへAIチャットボットを導入

 本学のウェブサイトを訪問すると、画面の右下に緑の葉に覆われ茶色の幹を持つ木が現れる。この木は本学に多いヒマラヤスギ? すると次の瞬間、目が出て、手が出て、足が出て、次に右手で頭(?)にあたる部分の後ろから、「ご質問はこちら!」と書かれたプラカードを掲げる。そしてこの一連の動作が繰り返される。このキャラクターは6月1日から登場したもので、通称‘チャットボッド’と呼ばれる‘プログラム(機能)’を起動させるための本学独自のキャラクターである。このキャラクターをクリックすると、スマホ・アプリの‘ライン’のようなイメージで、「何について知りたいですか?」とともに、様々な質問項目が出てくる。チャットボットとの対話の開始である。

 チャットボットとは、チャット(chat)とロボット(robott)を組み合わせた造語で、お喋りロボット、対話型ロボットなどとも呼ばれる。チャットボットには、AI(人工知能)機能を持つものと持たないものとの2つのタイプがあり、本学で導入したのは前者である。ところで、後者は‘人工無脳’型、時には‘人工無能’型とも表現されるという。イヤハヤ、なんともすごい呼び名である。閑話休題。

 さて、チャットボットの導入は、ウェブサイト上で本学に関する種々の情報を、簡単に、かつ素早く入手できることを期待してのことである。ウェブサイトを見て知りたい情報を探すことは実は容易ではない。知っている組織であればまだしも、知らない組織に関する情報を引き出す作業は大変である。

 チャットボットは、何度もの質問を受けることで、ゲストの希望を学習し、できるだけ最短で知りたい情報にたどり着くように対応する。私は6月初め、登場して間もないころであるが、「創立記念日は?」と入れてみたが、残念ながら答えにたどり着けなかった。実はこれは当然のことで、チャットボットに関する本学の説明には、回答(対応)できる範囲がまだまだ狭いことが述べられていた。それでも、本学はAI型なので、多くの問い合わせがあればあっという間に効果が現れ、すぐに目的とした情報にたどり着くものと期待できる。それには学習‘量’がものをいうので、多くの人がしつこく問い合わせを行うことが肝要である。

 このチャットボットの導入は、本学が2021年度から3年計画で進めているDX(デジタルトランスフォーメーション)推進の中の、業務運営領域推進プロジェクトチーム、アクセスフリーワーキンググループ(WG)の議論から出てきたものである。事務部では外部からの問い合わせに答える(応える)作業量も多く、これを軽減することは課題の一つであった。チャットボットは、これに対する切り札の一つとして期待できるものである。

 ところで、チャットボットについて同WGのメンバーでEM部学生支援課の山口真主任(現在は米沢キャンパス事務部)に聞いたところ、キャラクターの愛称をそのうち募集したいと考えているのだそうだ。皆さん、素敵な愛称をぜひ考えてください。ところで、私も考えました。私が考え付いたのは「***樹**」(*は伏字)です。私も応募しますよ。イヤー、残念ながら、私には応募資格がない、ですって!