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キャンパスから

(No. 25:2023年8月9日)

医学部大学祭の復活について

 先月(2023年7月)の中旬から下旬にかけて、各キャンパスにおいて本部執行部とキャンパス執行部、および学生との意見交換会を開催した。学生との意見交換は昨年度までは12月に開催される2回目の意見交換会で行っていたが、要望等に対して対応できるものはできるだけその年度内に対応したほうが良いのではないかとして、今年度から1回目の意見交換会で行うこととした。

 その中の飯田キャンパスでのことである。医学科1年と看護学科1年からの要望として、医学部大学祭を行ってほしい、というものがあった。この要望は昨年も出ていたので、学生たちにとっては‘悲願’なのかもしれない。これに対する医学部執行部からの回答は、①大学祭は教職員が主導するものでなく、学生主導で行うものであること、②実行委員会を作る必要があるが、運営するのは大変なことで数年の準備が必要かもしれないこと、まずは、③他キャンパスで行っている大学祭の資料を集めて参考にすること、というものであった。これらの回答に私も全く同感である。大学祭は学生自身が作り上げるものであることは言うまでもない。さらにもう一つアドバイスをするとすれば、教職員の中には過去に医学部大学祭を経験した方もおられるだろうし、開催に積極的な方もおられるだろうから、そのような方々を探し出し、アドバイザーになって頂いたら、というものである。

 本学の大学祭については、別の欄「折に触れて」で何回か取り上げてきた。残念ながら、飯田キャンパスについては情報がほとんどなかった。それでも今回、2010年10月10日(日)に開催された希華祭(きっかさい)のポスターを見つけることができた。インターネットで医学部のウェブサイトを探していたところ、2004年度~2018年度まで運営していた古いウェブサイトの「更新情報」欄を見つけた(図1)。この中の2010年10月4日に、希華祭開催の案内が出ていたのである(図2)。この情報にはPDFファイルがリンクされており、これをクリックすると希華祭のポスターが現れた(図3)。

 この更新情報欄での希華祭の案内は、上記2010年の1件のみであった。このことより、2004年度以降では(2019年度以降も開催されていないので)、大学祭は2010年に開催した1回だけであることが分かる。また、医学部大学祭は設置当初は開催されていたものの、2004年度以前に、既に開催されなくなっていたことも分かる。

 さて、今回大学祭開催の要望が医学部を構成する2つの学科から出てきたのは、大変好ましく自然なものと思っている。個人的には、これを機に開催に向けた具体的動きが出てくることを期待したい。医学部の学生の皆さんには、単なる要望を越えて、自分たちの大学祭を作るとの意気込みで今後動いてくれたらと、エールを送りたい。

【参考となるURL】
1.山形大学医学部の元のウェブサイト(2004年度~2018年度)の更新履歴のURL
  https://www.id.yamagata-u.ac.jp/in_update.html

2.2010年10月10日(日)開催の希華祭のポスターのURL
  https://www.id.yamagata-u.ac.jp/General/pdf/kikkasai.pdf

図1.希華祭の開催案内が出ていた旧医学部のウェブサイトのトップページの「更新情報」の欄。2004年度~2018年度までの更新情報が掲載されている。の画像
図1.希華祭の開催案内が出ていた旧医学部のウェブサイトのトップページの「更新情報」の欄。2004年度~2018年度までの更新情報が掲載されている。

図2.2010年10月4日に掲載された希華祭開催の情報。末尾にあるPDFファイルをクリックすると、図3に示すポスターがリンクされていた。

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図2.2010年10月4日に掲載された希華祭開催の情報。末尾にあるPDFファイルをクリックすると、図3に示すポスターがリンクされていた。

図3.2010年10月10日(日)開催の希華祭のポスター。の画像
図3.2010年10月10日(日)開催の希華祭のポスター。