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キャンパスから

(01:2021年8月19日)

山形大学のシンボルマークとスクールカラー

 4月1日(木)の午前9時30分、本部棟3階の学長室で、玉手英利学長から辞令をいただいた。いよいよ山形大学の人となった。当日は写真撮影などもあったが、初日からその後ルーチンとなる打合せが入っているなど、いわゆるアクセル全開状態で仕事が始まった。
 新任の私には、当日名刺と山形大学のシンボルマークのピンバッジが配られ、早速、ピンバッジはスーツの上着に飾られた。このシンボルマークのピンバッジ、なかなか良いデザインとセンスのいい色で、私のお気に入りとなった。
 
 この山形大学のシンボルマークのことである。『山形大学ヴィジュアル・アイデンティティデザインマニュアル』に、次のような記載があった。「山形大学の山の字をモチーフにしてデザインされました。色は緑豊かな山形をイメージ。これからの山形大学がますます活気のあふれた勢いのある大学になるようにとの願いが込められている」と。そう、このシンボルマークは漢字の‘山’をデフォルメしたのだった。当初私は、‘モンテディオ’(神の山)である出羽三山(月山・羽黒山・湯殿山)を題材に、形状をデフォルメしたのかなと思ったのだが、漢字の山の字からだとは気づかなかった。もっとも、漢字の山は象形文字なので、当たらずといえども遠からずではあるのだが。

 このシンボルマークは、2001(平成13)年に、「21世紀を迎え、本学の更なる発展を期し、学生と教職員の一体感を高めるのに相応しいシンボルとして、公募により制定され」た。1998(平成10)年度入学の教育学部(当時、現地域教育文化部)4年の千葉麻理子さんの作品を、同学部の和田直人准教授(当時)が補作したのだという。

 次は色のことである。色は「常盤色」に近いが独自色だそうで、シアン100、マゼンダ60、イエロー70、そして黒0を混ぜた色であるという。そして、この色を‘YUグリーン’と名付け、本学のスクールカラーとしているのだそうだ(山形大学ビジュアル・アイデンティティ取り扱い規定第2条(4))。

 このシンボルマークは、申請さえすれば学生の皆さんも部旗などに使用できるという。教職員も、学生の皆さんも、山形大学の一員としてシンボルマークに日常的に接していることを期待している。いや、接していることを確信している。