はばたくひと #10

高橋美緒&島本悠加

コートでは勝利を目指し、
窓口では信頼を勝ち取りたい。

2019.05.30

コートでは勝利を目指し、窓口では信頼を勝ち取りたい。

 山形銀行の窓口で接客をする入行3年目の高橋美緒さんと2年目の島本悠加さんは、女子バスケットボール部「ライヤーズ」のチームメイトであり、山形大学時代からの先輩後輩。ともに小学生から続けているというからバスケ歴もほぼ同じ。午前8時30分から午後3時30分までは銀行の窓口業務を行い、午後5時からは体育館での練習というハードな毎日を過ごしている。ライヤーズは、1992年に山形で開催された「べにばな国体」で準優勝を果たし、その後も国体や実業団の全国大会で何度も優勝している東北の名門。2017年には全日本社会人選手権プレ大会で優勝するなどの戦績を残している。2019年度シーズンからメンバーはさらに若返り、職場ではまだまだ若手の2人もチームでは早くも中堅、後輩たちをリードしていく立場になる。

2018年度のライヤーズ選手全員での集合写真

2018年度のライヤーズ選手全員での集合写真。最前列右から2番目が島本さん、後列右端が高橋さん。練習中は厳しく、コートを離れればみんなで仲よく楽しく女子トーク。

 高橋さんのコートネーム(チーム内で呼び合うニックネーム)は「メア」。メジャーレス、計り知れない可能性という期待を込めて先輩が命名してくれたという。ライヤーズにおける目標は、国体に優勝して地域に貢献すること。得点力が求められるフォワードとして毎試合20点以上の得点を目指している。一方、後輩の島本さんのコートネームは素直の「ナオ」。目標は、まずはチーム内のポジション争いに勝ってガードとして試合に出続け、結果を出すこと。そして、もうすぐ後輩も入ってくるので、職場でもチームでも先輩然として振る舞えるようになることだという。

窓口でのお客様への応対の様子

山形銀行の同じ支店の窓口でお客様の応対をする2人。地域の人々に少しずつ顔を覚えてもらい、会話を交わす余裕も。コートでのプレーさながらに窓口でもあうんの連係。

 そんな2人の大学時代はともに地域教育文化学部でスポーツを専攻。部活はもちろん、授業で学んだことも友人たちと過ごした日々もまだ記憶に新しい。だからこそ、実感を込めて後輩たちに届けるメッセージとして「大学時代の4年間は大きい。鮮明に記憶に残る生活を送ってほしい」と高橋さん。「大学時代の友達はずっと友達。社会人になってからも励みになります」と島本さん。窓口での笑顔とコートでの勇姿、2人のマルチな活躍に声援を送ろう。

たかはしみお

たかはしみお●山形県出身。2016年度地域教育文化学部卒業。山形銀行に入行し、窓口業務を担当すると同時に女子バスケットボール部のフォワードとして活躍。

しまもとゆか

しまもとゆか●千葉県出身。2017年度地域教育文化学部卒業。大学時代から一緒の高橋先輩と共に銀行業務とバスケを両立。ポジションは攻撃を組み立てるガード。

※内容や所属等は2019年3月当時のものです。

みどり樹

この内容は
山形大学広報誌「みどり樹」
Vol.75(2019年3月発行)にも
掲載されています。

[PDF/2.5MB]

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