はばたくひと #22

齋藤順哉

明るく豪快な人柄が魅力の支社長、
評価される能力を磨いた大学時代。

2021.10.30

明るく豪快な人柄が魅力の支社長、評価される能力を磨いた大学時代。

 就職・転職を支援する株式会社マイナビの山形支社長を務める齋藤順哉さんは、本学人文学部(現・人文社会科学部)の卒業生。法律コースで憲法を学んだという経歴以上に興味を引くのは、旅行サークルにフットサルサークル、学習塾や居酒屋、ラーメン店でのアルバイトなどの多彩な課外活動ぶり。好奇心旺盛で目立ちたがり屋と自己分析するその性格は、親が転勤族で転校が多かった幼稚園・小学生時代に培われたものらしい。新しい環境下で、いち早くポジション取りをするために身につけた何にでも挑戦する度胸と積極性。自身の就職活動においては、大胆なまでの強気が功を奏して希望通り業界大手への入社を果たした。
 10年間の本社勤務を経て、山形支社の開設と同時に支社長に就任。若手社員8名の営業活動の指導・サポートを行うとともに、行政や企業を対象に年間5〜6本のリクルート活動に向けた講演会を行なっている。リーダーの社交性とポジティブ志向を反映して、支社内はとても明るく活気にあふれており、エンゲージメント(企業と従業員の相互理解、会社への愛着・仕事への情熱度合)の調査を行ったところ、山形支社が全国トップという結果にも現れている。「山形支社は規模が小さく、私と社員の距離感が近いので、若手社員は私のキャリアを通して様々なことを吸収しやすいのだと思います」と、自負と謙遜が入り混じった笑顔の齋藤さん。
 最後に、後輩たちへのアドバイスをお願いすると、「就活が対面からweb主体に移行したことで選択肢が増える反面、優良企業の倍率はさらに上がる傾向にある。そこで評価される人材になるためには自己研鑽が必要で、学生時代はいろいろなことを経験し、チャレンジしてほしい。就活は自分と企業との相性次第なので、正解はないからこそ自己分析と他己分析が大切。就職は決してゴールではないので、その先どんな人生を送りたいかを問い続けて」と、真摯に軽妙に語ってくれた。今をイキイキと生きる齋藤先輩の姿は、たくさんの後輩たちに刺激や希望を与えることだろう。

PCワークをする齋藤さん

部下が作成した資料に目を通したり、企業の情報収集をしたり、PCワークも少なくない。トップの人柄が反映され、オフィス内の雰囲気はとても和やか。

笑顔で厳しいアドバイスをする齋藤さん

支社長として若手社員の営業活動を全面的にサポート。同じく本学卒業生の小林さんから相談を受け、笑顔で厳しいアドバイスをする齋藤さん。

さいとうじゅんや

さいとうじゅんや●宮城県出身。2008年人文学部卒業。株式会社マイナビに入社し、東京本社勤務を経て2018年山形支社長就任。企業の採用活動のコンサルティングや講演会で活躍中。

※内容や所属等は2021年9月当時のものです。

みどり樹

この内容は
山形大学広報誌「みどり樹」
Vol.80(2021年10月発行)にも
掲載されています。

[PDF/3.7MB]

「みどり樹」一覧はこちら

他の記事も読む